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NetCOBOL V12.0.0 リリース情報
FUJITSU Software

1.2.2 NetCOBOL V11の追加機能概要

表1.4 NetCOBOL V11の追加機能概要

項番

V/L

機能名

内容

マニュアルの記載場所

1

V11.1.0

ファイル識別名、ファイル識別名定数の仕様拡張

ファイル識別名を30文字まで指定できるようになりました。また、ファイル識別名定数を環境変数名として扱えるようになりました。

◆NetCOBOLユーザーズガイド

  • A.2.19 FILELIT(ファイル識別名定数の扱い)

◆COBOL文法書

  • 4.3.1.3 ASSIGN句(順ファイル・相対ファイル・索引ファイル)

2

V11.1.0

ODBCサポート

ODBCによるデータベースアクセスをサポートしました。

◆NetCOBOLユーザーズガイド

  • 第15章 リモートデータベースアクセス

  • A.2.49 SQLGRP(SQLのホスト変数定義の拡張)

◆COBOL文法書

  • 第8章 データベース(SQL)

3

V11.1.0

ltraceサポート

Red Hat Enterprise Linux 7のltraceコマンドを使用して、共用ライブラリに含まれる外部プログラムの呼出しをトレースできるようになりました。

◆NetCOBOLユーザーズガイド

  • A.2.39 PLT(共用ライブラリに含まれる外部プログラム呼出しをトレースする指定)

  • K.6 ltraceコマンド

4

V11.1.0

PRINTER_nのサポート

ASSIGN句において、PRINTER_n指定をサポートしました。nは1~99までの整数を指定できます。

◆COBOL文法書

  • 4.3.1.3 ASSIGN句(順ファイル・相対ファイル・索引ファイル)

  • 11.8.6.17 WRITE文(オブジェクト指向プログラミング)

5

V11.1.0

Makefile作成支援コマンド(cobmkmfコマンド)の機能改善

Makefile作成支援コマンド(cobmkmfコマンド)が扱うソースファイルの拡張子に、デフォルト(*.cob、 *.cobol)以外の拡張子を使用できるようになりました。また、サブディレクトリに置いたファイルをビルド対象に含めることができるようになりました。

◆cobmkmfコマンドのmanマニュアル

6

V11.0.0

Unicode(UTF-32)サポート

UTF-32エンコードをサポートしました。これにより、Unicodeの場合でも日本語文字を固定長で扱うことができるようになりました。

◆NetCOBOLユーザーズガイド

  • 第6章 文字コード

  • 7.1.4 Unicodeデータの扱い

  • 8.1.15 Unicodeの印刷

  • 11.1.3 Unicodeデータの扱い

  • A.2.16 ENCODE(データ項目のエンコードの指定)

  • A.2.38 RCS(Unicode環境での日本語項目の扱い)

  • C.1.13 CBR_CONVERT_CHARACTER(ランタイムシステムが使用するコード変換ライブラリの指定)

  • 付録L 文字コードの留意点

◆COBOL文法書

  • 4.2.3.4 ALPHABET句

  • 5.2.5 ENCODING句(順ファイル・相対ファイル・索引ファイル・表示ファイル)

  • 5.4.4 ENCODING句

  • 6.4.28 MOVE文(中核)(書き方3)

7

V11.0.0

31桁サポート

数字項目の桁数を31桁まで拡張して使用できるようになりました。

◆NetCOBOLユーザーズガイド

  • A.2.2 ARITHMETIC(演算モードの指定)

◆COBOL文法書

  • 1.2.3.1 数字定数/固定小数点定数

  • 1.7 演算モード

  • 5.4.9 PICTURE句

  • 5.4.17 USAGE句

  • 8.2.2 ホスト変数定義

  • D.2 四則演算の中間結果

8

V11.0.0

RECURSIVE指定および局所場所節のサポート

プログラムに再帰属性を付加できるようになりました。また、局所場所節(LOCAL-STORAGE SECTION)を定義できるようになりました。

◆COBOL文法書

  • 2.3.8 プログラムの再帰属性

  • 5.1 データ部の構成/局所場所節(LOCAL-STORAGE SECTION)

9

V11.0.0

Hadoop
(注1)

Hadoop連携機能において、キー分布を考慮した最適な条件で振り分け処理ができるようになりました。これにより、キーごとのデータ量に偏りがある場合の、Hadoopジョブの実行時間が短縮できます。

また、Shuffle&sortのキーにCSV形式のデータを指定可能になりました。

さらに、Hadoop入出力ファイルに物理順ファイルをサポートしました。TF-MDPORTと組み合わせることにより、メインフレームからダウンロードしたファイルをHadoop上で分散並列処理できるようになりました。

◆ユーザーズガイド Hadoop連携機能編

10

V11.0.0

ファイル処理

ファイルアクセスルーチンで名前付きパイプ機能をサポートしました。

◆NetCOBOL ユーザーズガイド

  • I.2.34 ファイルの機能

注1:Enterprise Editionで提供される機能です。