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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.5 導入運用手引書
FUJITSU Software

3.2.5 PDBの追加・削除

マルチテナント機能を使用しているOracleデータベースに対して、PDBを追加・削除する場合は以下の手順で実施してください。

3.2.5.1 PDBの追加

userApplicationを起動した状態でPDBを追加してください。以下の手順は、userApplicationが起動しているノード上で実施してください。

Oracleインスタンスリソースの設定変更は不要です。追加したPDBは監視再開後に自動的に監視されます。

  1. 保守モード/監視中断

    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m on <userApplication> (保守モード)
    # /opt/FJSVclora/sbin/hvoradisable -a <userApplication> (監視中断)
  2. 保守モード移行/監視中断の確認

    保守モードへの移行や監視中断が正常に行われたことを確認してください。
    (参考 「4.1 hvoradisable - リソース監視の中断」 - 注意)

  3. PDBを追加

    PDBを追加してください。PDBのデータファイルは共用ディスクへ格納してください。PDBを起動してOPEN_MODEが“READ WRITE”になっていることを確認してください。

    参照

    詳しくは Oracle Database のマニュアルを参照してください。

  4. 監視再開/保守モード解除

    # /opt/FJSVclora/sbin/hvoraenable -a <userApplication> (監視再開)
    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m off <userApplication> (保守モード解除)
  5. 監視再開/保守モード解除の確認

    監視再開や保守モードの解除が正常に行われたことを確認してください。

    (参考 「4.2 hvoraenable - リソース監視の再開」 - 注意)

  6. PDB監視の確認

    syslogに以下のメッセージが出力されることを確認してください。

    FSP_PCLW-ORACLE_FJSVclora: INFO: 9142: OPEN_MODE of PDB <PDB名> was OPEN. (CDB=<CDBのORACLE_SID> PDB=<PDB名> OPEN_MODE=<PDBのステータス>)
  7. 待機ノードへの切替確認

    userApplication を待機ノードへ切替えて、CDBとPDBが正しく起動することを確認してください。

    手順 6 のメッセージが出力されることを確認してください。

3.2.5.2 PDBの削除

userApplicationを起動した状態でPDBを削除してください。以下の手順は、userApplicationが起動しているノード上で実施してください。

Oracleインスタンスリソースの設定変更は不要です。削除したPDBは監視再開後に自動的に監視対象から外れます。

  1. 保守モード/監視中断

    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m on <userApplication> (保守モード)
    # /opt/FJSVclora/sbin/hvoradisable -a <userApplication> (監視中断)
  2. 保守モード移行/監視中断の確認

    保守モードへの移行や監視中断が正常に行われたことを確認してください。
    (参考 「4.1 hvoradisable - リソース監視の中断」 - 注意)

  3. PDBを削除

    PDBを削除してください。

    参照

    詳しくは Oracle Database のマニュアルを参照してください。

  4. 監視再開/保守モード解除

    # /opt/FJSVclora/sbin/hvoraenable -a <userApplication> (監視再開)
    # /opt/SMAW/SMAWRrms/bin/hvutil -m off <userApplication> (保守モード解除)
  5. 監視再開/保守モード解除の確認

    監視再開や保守モードの解除が正常に行われたことを確認してください。

    (参考 「4.2 hvoraenable - リソース監視の再開」 - 注意)