ソフトウェアやファイルなどのデータを、配信ソフトウェアとしてCSに登録します。登録されたソフトウェアはDSまたはCTに配信できます。
ソフトウェアを配信する場合の注意事項については、“8.2.3.1 PCへソフトウェア配信する場合の注意事項”を参照してください。
配信するソフトウェアを登録します。
手順は、以下のとおりです。
メインメニューにログインして[配信]をクリックし、[ソフトウェアの配信]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
ボタン名 | 説明 |
---|---|
[最新の情報に更新]ボタン | 最新の情報に更新します。 |
[配信用ソフトウェアグループの追加]ボタン | 配信するソフトウェアのグループを作成します。 |
[配信用PCグループの追加]ボタン | 配信用のPCグループを作成します。 |
[適用]ボタン | チェック状態を保存します。 |
[配信用ソフトウェアグループの追加]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
[配信ソフトウェアの設定]ボタンをクリックします。
→以下の画面が表示されます。
各ボタンの動作は以下のとおりです。
ボタン名 | 説明 |
---|---|
[最新の情報に更新]ボタン | 最新の情報に更新します。 |
[配信ソフトウェアの追加]ボタン | サポートセンターで定義されていないユーザー独自のソフトウェアを配信したい場合に本ボタンをクリックします。 |
[OK]ボタン | 指定した設定内容を保存します。 |
[キャンセル]ボタン | 指定した設定内容を破棄します。 |
画面左側のフィールドで、[ソフトウェア]配下を選択します。
→画面右側のフィールドに選択したソフトウェアが表示されます。
ソフトウェア一覧フィールドの説明は以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
[絞り込む]ボタン | ソフトウェア一覧の表示内容を絞り込みます。 “a”には、絞り込む対象を選択します。選択対象は、それぞれの項目名、「OS名」、「OS種別」です。なお、OS種別はセキュリティパッチのみ指定可能です。 “b”、“c”には、“a”で指定した絞込み対象の条件を指定します。
|
[登録状況] | CS上のソフトウェアの登録状況を把握できます。
アイコンがない場合は、ソフトウェアが登録されていないことを意味します。 |
注)“表8.1 配信ソフトウェアの登録状況/配信準備状況のメッセージ”が表示されます。
メッセージ | 説明 | 対処 |
---|---|---|
canceled by service stopped | サービス停止により登録処理を中断 | エラーとなっているソフトウェアを削除してから、ソフトウェアを再度登録してください。 |
failed to download software | DSがソフトウェアのダウンロードに失敗 | DSで以下の内容を確認してください。 |
failed to get software information from database | データベースからソフトウェアの情報の取得に失敗、または、データベースからソフトウェアの配信先情報の取得に失敗 | CSで以下の内容を確認してください。 |
failed to regist software | ソフトウェアまたはダウンロードしたパッチの登録に失敗 | DSで以下の内容を確認してください。 |
failed to store a software | ソフトウェアの格納に失敗 | CS/DSで以下の内容を確認してください。 |
upload file is not found | アップロードファイルの取得に失敗 | CS/DSで以下の内容を確認してください。 |
注)“ソフトウェア格納ディレクトリ”は、CustomPolicy.exe(カスタム設定用ポリシーの変更)で確認できます。
ソフトウェア名のリンクをクリックすると、詳細情報を設定できます。
以下の画面が表示されます。
以下の情報を定義します。
ソフトウェアの情報
本項目は、ユーザー定義のソフトウェアの場合のみ設定できます。
項目 | 説明 |
---|---|
[名称] | 配信するソフトウェア名を、全角128文字、半角256文字以内で指定します。本項目を省略することはできません。 |
[バージョン] | バージョンを全角32文字、半角64文字以内で指定します。 |
[備考] | 備考を入力します。全角128文字以内、半角256文字以内で入力します。(注) |
[ソフトウェア辞書グループ名] | ユーザー定義の中から追加したいソフトウェア辞書グループ名を選択します。 |
注)V13.3.0以前からV14.0.0以降にバージョンアップした後、配信ソフトウェアの設定にある「ソフトウェアの情報」の[備考]に、V13.3.0以前に使用していた「版数」の情報が設定されます。
配信するソフトウェア
項目 | 説明 |
---|---|
[ファイル] (注1) (注3) | 配信するソフトウェアを登録します。
リストの横の入力フィールドには、リストで指定した対象物を指定します。 リストで「圧縮ファイル」を選択した場合は、サーバに登録する際に拡張子が「zip」であることをチェックします。 なお、パスワード付きのzipファイルは登録できません。 「アップロード」ボタンを押すと、指定したファイルをサーバに登録します。 「削除」ボタンを押すと、登録したソフトウェアをサーバから削除します。 登録されている状態で、再度ファイルを指定して[アップロード]ボタンを押すと、上書きで登録されます。 |
[ファイルを実行する] (注2) | 配信後にファイルを実行したい場合にファイルを指定します。
配信後実行ファイルで実行可能なファイルを選択すると以下の項目が設定可能となります。
|
[自動で削除する] | CTでソフトウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたソフトウェアを自動的に削除したい場合にチェックします。 ダウンロードから何日後にソフトウェアを削除するかを1 から 366 までの数値(日数)で指定してください。自動で削除を行う場合は日付を省略することはできません。 |
[CTでのダウンロード方法] | 登録するソフトウェアを、CTに自動でダウンロードするかしないかを選択します。
|
[お知らせメッセージ] | CTでソフトウェアをダウンロードする際のメッセージを、全角2048文字、半角4096文字以内で指定します。 ソフトウェアダウンロード画面を使用して、選択したソフトウェアをダウンロードする際にメッセージを表示できます。自動ダウンロードの場合は、メッセージは表示されません。 |
[有効期間] | CTでのソフトウェアの参照/ダウンロードを、限定した期間だけ有効にする場合に指定します。デフォルトでは開始期間にはデフォルトとしてソフトウェアを登録した年月日となります。開始期間の省略はできません。 |
[説明] | CTでのダウンロード時にソフトウェアのプロパティとして参照できる情報を、全角512文字、半角1024文字以内で指定します。 機能、使用用途、ソフトウェア登録時の情報(登録したファイル、ダウンロード後に実行するファイル)など、ソフトウェアに対して付加しておきたい情報を指定してください。 |
注1)
登録したソフトウェアのファイル/フォルダ属性(読み取り専用、など)は、配信後には保持されません。ファイル/フォルダ属性の設定が必要な場合は、ダウンロード後に属性の再設定を行ってください。
使用中のファイルをアップロードした場合は0バイトのファイルとしてアップロードされます。0バイトでないにも関わらずアップロード後に0バイトと表示された場合は、該当ファイルの使用を中止した後にアップロードしてください。
2GB以上のファイルをアップロードしないでください。アップロードするとブラウザの操作ができなくなります。
注2)
[配信後実行ファイル]の格納先は、配信先がCSまたはDSの場合は、CSまたはDSインストール時に指定した[ソフトウェア格納ディレクトリ]になります。配信先がCTで、かつ、[CTでのダウンロード方法]に[自動]を指定した場合は <DTPインストールディレクトリ>\contentsディレクトリになります。配信されたソフトウェアのカレントディレクトリは、ソフトウェア格納先に設定されています。
[配信後実行ファイル]で実行できるプログラムは32bit用のプログラムです。配信先のWindowsが32bit版か64bit版かを区別せずに、32bit版プログラムとして起動します。
64bit版のプログラムを起動したい場合は、[配信後実行ファイル]の中で起動するプログラムを切り分ける必要があります。
注3)
「圧縮ファイル」を選択し配信後に実行する場合は、以下の内容を考慮してください。
CTでソフトウェアを実行する時は、以下の例に示すフォルダがカレントフォルダになります。そのため、バッチファイルからEXEを実行する場合は、以下のように記述してください。
例1)
フォルダを含めずにファイルを圧縮します。
x.bat
y.exe
展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\x.bat
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\y.exe
カレントフォルダ
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>
y.exe
例2)
フォルダを含めてファイルを圧縮します。
FolderA\x.bat
FolderA\y.exe
展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\x.bat
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>\FolderA\y.exe
展開後
<ソフトウェア格納先>\<ソフトウェア名称>_<バージョン>
.\FolderA\y.exe
[OK]ボタンを押して、登録したソフトウェアを保存します。
ライセンスの割り当てに従ったソフトウェアの配信を行うには、割り当てた情報がCSに反映されている必要があります。ライセンスを割り当てた情報がCSに反映されるのは、CSの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[環境設定]-[イベント設定]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[イベント設定]の通知スケジュールのタイミングとなります。
登録失敗時の再登録手順
メインメニューからソフトウェアを登録する場合、ディスクの容量不足により登録に失敗したときは、CS上で以下の手順にしたがって操作してください。
ソフトウェアが登録できる空き領域をディスクに確保します。
ITBudgetMGR(INV)サービスを停止します。
ITBudgetMGR(INV)サービスを開始します。
再度メインメニューからソフトウェアを登録します。
ソフトウェアの自動ダウンロードを行う場合は、下記の注意事項があります。
注意
ソフトウェア配信/適用するプログラムは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016に対応したプログラムであることを確認してください。ソフトウェア実行時にエラーになる場合や、プログラムがWindows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016上で動作しないことが考えられます。配信するソフトウェアの仕様を確認してください。
ソフトウェアを実行するプログラムの名前に“setup”または“patch”を含む場合は、権限昇格(UAC)画面が表示されます。プログラムの名前に上記の名称を含まないことを確認してください。
指定したユーザー権限でソフトウェアを実行する場合、権限昇格(UAC)画面が表示される場合があります。ソフトウェアを実行する場合は、サービス権限で実行してください。
サービス権限でのソフトウェア実行で画面表示を行うためには、Windowsのサービス「Interactive Services Detection」が起動している必要があります。
画面表示が不要となるようにソフトウェアを作成するか、あらかじめサービスを起動した環境で運用してください。