Systemwalker Desktop Patrol V14.2.0で追加・変更された機能について説明します。
仮想デスクトップ環境対応
仮想デスクトップ環境に対して運用・監査が行えるように、CT、メインメニューおよび管理台帳機能に以下の対応を行いました。
仮想デスクトップ環境にCTを導入して運用できるように以下の対応を行いました。
リンククローン環境への対応
リモートデスクトップやターミナルサーバへの接続サポート
CTが仮想PCで動作していることを判断し、省電力とセキュリティの監査結果に反映
仮想PCの情報であることが判断できるように、以下の項目を追加しました。
インベントリ情報画面のPC一覧の表示項目
ポリシーグループ作成時に仮想環境で絞込みが可能となる検索項目
ポリシーグループ管理のPC一覧項目
基本動作ポリシーのPC導入時の初期値の選択肢「ドメイン名」
仮想PCの情報であることを判断し、レポートでの扱いを以下のようにします。
セキュリティ監査レポートの監査項目「ハードウェア」について、「監査不可」として計上する
省電力設定状況レポートについて、「監査不可台数」として計上する
操作性改善
以下の操作性が改善/強化されました。
メインメニューの状況画面の表示結果から問題PCを検出/参照した操作の延長で、運用対処までできるようになりました。これにより、以下のことが可能となります。
資産管理の見直しができます。
管理者による各PCに対する自動対処、利用者に対する注意喚起が行えます。
追加される運用対処の項目は以下のとおりです。
メッセージ送信
インベントリ収集
セキュリティパッチの適用
セキュリティ設定の変更
省電力設定の変更
Systemwalker Desktop Keeper V14.2.0を導入しているシステムでは、以下のことが可能となりました。
Systemwalker Desktop Patrolで更新する構成情報を、自動的にSystemwalker Desktop Keeperの構成情報に対して反映可能となります。
これにより、両製品を導入しているサーバの構成情報の更新はSystemwalker Desktop Patrolのみで済むようになり、管理者の作業負荷が軽減されます。
Systemwalker Desktop Keeper V14.2.0を導入しているシステムでは、以下のことが可能となりました。
Systemwalker Desktop Patrol のPC情報画面から、Systemwalker Desktop Keeperのログ検索画面の呼び出しがワンクリックで行えます。
これにより、状況画面で問題のあるPCとして検出されたPCに対してどのような操作が行われたかを、Systemwalker Desktop Keeperで管理している操作ログから容易に追跡可能となります。
Systemwalker Desktop Keeperのログ検索画面から、該当PCに関するインベントリ情報等の参照もワンクリックで行えます。
これにより、USBなどによるファイルの持ち出しが行われたPCの、セキュリティ状況が把握しやすくなります。
「部門別のPC台数」に表示されているPC台数のリンクをクリックすることで、部門単位に絞り込まれた問題PCのみを、一覧で表示できるようになりました。
これにより、問題のあるPCに対して注意勧告のメールを送る対処を行う場合、部門単位でメール内容を変更した対処が行えるようになるなど、より柔軟な対処ができるようになります。
「状況画面」の棒グラフ表示の左上に、ステータスアイコンが追加されました。
これにより、問題PCの有無が分かりやすくなりました。
その他の改善機能
以下の機能が改善/強化されました。
CTがインストールされたPCで、ユーザーが行った操作をログとして保存し、そのログファイルを収集する機能が追加されました。
この簡易操作ログファイルを確認することで、以下の効果が期待できます。
情報漏洩に対する抑止効果
PCでの問題発生時の操作追跡
ADTを導入せずに、セグメントを越えて機器情報を検知できるようになりました。
CSでの配信設定だけで複数ファイルを複数PCに簡易な操作で配信することができ、配信結果についてもCSで確認できる「ファイルの配信」機能を提供します。
「ファイルの配信」機能の追加に伴い、メインメニューの配信メニューについても、従来のメニューから、「ファイルの配信」、「ソフトウェアの配信」、「セキュリティパッチの配信」の3つの配信メニューに分け、それぞれの配信機能の使い分けを容易にできるよう改善しました。
「ソフトウェアの配信」機能に「時間帯」指定を追加します。
これにより、指定した「時間帯」にソフトウェアを配信できるようになりました。
ユーザーIDに「_」が使用可能となりました。
コンピュータ名の検索が、完全一致の検索から部分一致の検索となりました。
MACアドレスの入力フィールドが、オクテット単位から1つの入力フィールドとなりました。
Systemwalker Centric ManagerまたはCSV連携によるインベントリ情報をInvSend.exeコマンドで取り込んだ際には、収集日時が更新されるようになりました。
これにより、収集日時を参照することでインベントリ情報を取り込んだ日時が確認できます。