Systemwalker Desktop Keeperをバージョンアップ後、旧V/Lで使用していたSQL Serverを停止すると、[SWServerService]と[SWLevelControlService]のサービスも停止してしまいます。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 | V15.0.0 | V15.1.0 | V15.2.0 |
原因
Systemwalker Desktop Keeperのサービスは、V12.0L20まではSQL Serverと依存関係を持ち、V13.0.0からはSymfowareと依存関係を持っています。
Systemwalker Desktop Keeper V13.0.0では、Symfowareサービスの性質上、V12→V13への上書きインストール時にはSQL ServerからSymfowareへのサービス依存関係を変更せず、データベース構築時にサービス依存関係を変更します。また、データベース再構築ツールでは、すでにSymfowareと依存関係があることを前提として動作するため、Symfowareと依存関係が構築されていなかったとしても依存関係の変更を行いません。
本現象は、一度データベースの構築を行ったとき、既存障害PG54335が発生しエラーで停止したために依存関係が変更されなかったにもかかわらず、さらにデータベース再構築ツールで再構築したことによって、依存関係の変更が行われなかったことが原因です。
対処方法
以下の手順でレジストリを変更することにより、依存関係を更新してください。
Windowsの[ファイル名を指定して実行]を選択します。
→[ファイル名を指定して実行]画面が表示されます。
[名前]欄に“REGEDT32”と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[レジストリエディタ]画面が表示されます。
以下のキーを選択します。
キー名:「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\fsw21sj0」
キー名:「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\fsw21sj1」
文字列値:「DependOnService」
「DependOnService」に以下の値を設定します。
「SymfoWARE RDB SWDTK」
[レジストリエディタ]画面を閉じます。