ビジネス・プロセス実行環境を負荷分散する場合は、同じ構成でセットアップし、同じBPEL定義を配備しておく必要があります。
ビジネス・プロセス実行環境を負荷分散する場合は、以下のような構成になります。
Webサーバとビジネス・プロセス実行環境を同一マシンで運用する場合
クライアントからWebサーバへのアクセスを負荷分散装置で負荷分散する構成
図I.1 負荷分散装置によるWebサーバの負荷分散
Webサーバとビジネス・プロセス実行環境を別マシンで運用する場合
クライアントからWebサーバへのアクセスを負荷分散装置で負荷分散して、Webサーバとビジネス・プロセス実行環境間をWebサーバコネクタで負荷分散する構成
図I.2 負荷分散装置とWebサーバコネクタの組み合わせ
クライアントからWebサーバへのアクセスと、Webサーバからビジネス・プロセス実行環境へのアクセスを別の負荷分散装置で負荷分散する構成
図I.3 負荷分散装置の2段構成
クライアントからWebサーバへのアクセスと、Webサーバからビジネス・プロセス実行環境へのアクセスを同じ負荷分散装置で負荷分散する構成
図I.4 負荷分散装置によるWebサーバとビジネス・プロセス実行環境の並列運用
負荷分散についての設定は、負荷分散装置のマニュアルを参照してください。
ポイント
BPEL起動アプリケーション実行管理者にBPEL定義の公開用WSDL定義を通知する場合、WSDL中のURLを変更する必要があります。URLのホスト名、ポート番号の部分を、負荷分散装置の仮想IPアドレス、ポート番号に置き換えます。URLを変更する方法については、“ISI リファレンス”の“BPEL機能”の“セットアップコマンド”の“isibpelwsdlexport”を参照してください。