ISIの資源や運用環境の他サーバへの複写(資源移行)方法について説明します。
ISIの運用環境を構築したサーバ(移行元サーバ)で資源移出を実施し、複写先のサーバ(移行先サーバ)で資源移入を実施します。
※本章では、“Interstage Application Server”を“APS”と省略して表記します。
以降で説明する資源移行の対象は、運用環境を定義するISIや連携製品(APS)の環境資源です。ユーザアプリケーションは対象外ですので、ユーザアプリケーションを使用している場合は別途移行を行ってください。
資源移行を行う場合、移行先サーバと移行元サーバで以下の条件を満たしている必要があります。
OSが同じであること
詳細は、対象OSの組合せを参照してください。
ISI、および連携製品のバージョン・レベルが同じであること
ISI、および連携製品のエディションが同じであること
ISI、および連携製品のインストールパスが同じであること
ユーザアプリケーションや資源ファイルの格納パスが同じであること
また、運用環境は以下の条件を満たしている必要があります。条件を満たさない場合は、資源移行による運用環境の複写はできません。各サーバで運用環境を構築してください。
ISIサーバを同期メッセージング構成で運用している環境
対象OSの組合せ
移入先 (○:サポート対象、―:未サポート) | ||||||
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2008 x86 | 2008 x64 | 2012 | 2008 x64 | 2012 | ||
移出元 | 2008 x86 | ○ | ○ | ○ | ― | ― |
2008 x64 | ○ | ○ | ○ | ― | ― | |
2012 | ○ | ○ | ○ | ― | ― | |
2008 x64 | ― | ― | ― | ○ | ○ | |
2012 | ― | ― | ― | ○ | ○ |
注) 上記の各項目は、Windows Server(R)のバージョンおよびCPUのアーキテクチャを示しています。
移入先 (○:サポート対象、―:未サポート) | |||
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Solaris 10 | Solaris 11 | ||
移出元 | Solaris 10 | ○ | ○ |
Solaris 11 | ○ | ○ |
移入先 (○:サポート対象、―:未サポート) | |||||||||
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RHEL5 | RHEL6 | RHEL5 | RHEL6 | RHEL7 | RHEL5 | RHEL6 | RHEL7 | ||
移出元 | RHEL5 (for x86) | ○ | ― | ○ | ― | ― | ― | ― | ― |
RHEL6 (for x86) | ― | ○ | ― | ○ | ― | ― | ― | ― | |
RHEL5 (for Intel64) | ○ | ― | ○ | ― | ― | ― | ― | ― | |
RHEL6 (for Intel64) | ― | ○ | ― | ○ | ― | ― | ― | ― | |
RHEL7 (for Intel64) | ― | ― | ― | ― | ○ | ― | ― | ― | |
RHEL5 (for Intel64) | ― | ― | ― | ― | ― | ○ | ― | ― | |
RHEL6 (for Intel64) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ○ | ― | |
RHEL7 (for Intel64) | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ○ |
注) 上記の各項目は、バージョンおよびCPUのアーキテクチャを示しています。