MQDのメッセージキューを利用した非同期メッセージを送信するための環境を設定します。
以下の手順で設定します。
環境設定コマンドの実行
以下のコマンドを実行し、必要な環境設定を行います。
esisetenv_mqdsnd -q メッセージキュー名 [-s MQDシステム名(デフォルト値“MQD001”)] [-a -u DBユーザID [-p パスワード]]
引数 | 説明 |
---|---|
-q メッセージキュー名 | MQDのメッセージキューの名前を指定します。 |
-s MQDシステム名 | MQDの環境構築で設定したMQDシステムの名前(デフォルト値“MQD001”)を指定します。 |
-a | メッセージ蓄積機能を利用する場合に指定します。 |
-u DBユーザID | メッセージ蓄積データベースのユーザIDを指定します。 |
-p パスワード | メッセージ蓄積データベースのDBユーザのパスワードを指定します。 |
注:MQDシステム名とメッセージキュー名を合わせて26バイト以内で設定してください。
上記の環境設定コマンドでは、Interstage Application Serverに以下を登録します。
MQD送信のインプリメンテーションリポジトリID(“ESIMQDSnd-MQDシステム名-メッセージキュー名”)
MQD送信のオブジェクトリファレンス(“ESIMQDSnd-MQDシステム名-メッセージキュー名”)
MQD送信のワークユニット(“ESIMQDSnd-MQDシステム名-メッセージキュー名”)
MQD送信の環境設定ファイル(“ESIMQDSnd-MQDシステム名-メッセージキュー名.properties”)
注意
esisetenv_mqdsndコマンドの実行に失敗した場合は、エラーの原因を取り除いたあと、esiunsetenv_mqdsndコマンドを実行して作成途中のMQD送信環境を削除してください。その後、再度esisetenv_mqdsndコマンドを実行してください。
esiunsetenv_mqdsndコマンドについては、“MQD送信環境の削除”を参照してください。
設定内容の確認
islistwudefコマンドを実行し、環境設定コマンドで設定したワークユニットが登録されていることを確認してください。
MQD送信環境定義ファイルの編集
MQD送信環境定義ファイルを編集します。
MQD送信環境定義ファイルは、以下のファイル名で作成されています。
“/opt/FJSVesi/etc/def/properties/ESIMQDSnd-MQDシステム名-メッセージキュー名.properties”
MQD送信環境定義ファイルには、以下の内容を定義します。
定義名 | 意味 |
---|---|
MessageAccumulate | メッセージ蓄積機能の利用の有無です。
|
DBSystemName | データベースシステム名です。 |
DBName | データベース名です。 |
MsgDBAccumulateMessageBLOBSize | メッセージ蓄積データベースの情報です。蓄積メッセージのBLOBサイズです。 |
MQD送信環境定義ファイルは、MQD送信のワークユニット起動時に反映されます。内容を編集した場合は、MQD送信のワークユニットを再起動してください。
ポイント
MessageQueueDirectorのMQD環境定義の例は、“25.1 MQD受信の設定”を参照してください。
MQD送信環境の削除
設定したMQD送信環境を削除する場合は、以下のコマンドを実行してください。
esiunsetenv_mqdsnd -q メッセージキュー名 [-s MQDシステム名(デフォルト値“MQD001”)]