キュー間転送機能を使用するために、サービス定義の登録が必要です。サービス定義の登録では、以下の二つの作業を行います。
サービス定義ファイルの作成
サービス定義の登録/反映
サービス定義は、サーバ間のキューの対応関係やキュー間転送機能の基本情報を定義します。サービス定義を格納するファイルをサービス定義ファイルと呼びます。サービス定義ファイルは、ユーザが任意のファイル上にテキストファイルとして作成します。このファイルは、後述のサービス定義の登録時に使用されます。
サービス定義では、主に以下の情報を定義します。
アウトバウンドキューとインバウンドキューの対応関係
相手サーバに関する情報
サービス定義の記述方法の詳細については、“13.1.6 サービス定義の記述”を参照してください。
サービス定義ファイルを作成したあと、次にサービス定義の登録/反映の操作を行います。サービス定義の登録は、mqdnsgwdefコマンドを使用して行います。サービス定義の反映は、MQDシステム起動時のオプション、またはサービス起動時のオプションで指定します。
以下にmqdnsgwdef(登録)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQDESIGS にファイル名nsgwsrv01に記述されたInterstageのキュー間転送機能のサービス定義を追加します。
mqdnsgwdef -s MQDESIGS -a -f nsgwsrv01
サービス定義の登録をしたあと、サービス定義の反映を行います。以下にmqdstrsvc(反映)コマンドの入力例を示します。MQDシステム名 MQDESIGS のInterstageのキュー間転送機能を定義反映モードで起動します。
mqdstrsvc -s MQDESIGS -n NSGW
コマンドの詳細については、“Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書”を参照してください。