ISIをSolaris 10またはSolaris 11にインストールする場合の注意事項について説明します。
global zoneにインストールする場合の注意事項
non-global zoneが存在する場合、すべてのnon-global zoneが正常に設定されていないとインストール、アンインストールに失敗する場合があります。すべてのnon-global zoneが以下の状態でないことを確認してからインストール、アンインストールを実行してください。
zonecfg(1M)でゾーンを定義したが、zoneadm(1M)でnon-global zoneをインストールしていない状態
zoneadm(1M)でnon-global zoneをインストール後、non-global zoneをブートしただけで、初期設定(パスワードやホスト名の設定など)をしていない状態
non-global zoneのインストール中または削除中の状態
non-global zoneが存在する場合、すべてのnon-global zoneを起動させた状態(zoneadmコマンドですべてのnon-global zoneが"running" と表示されている状態)でインストール、アンインストールを実行してください。ただし、インストール、アンインストール中は、non-global zoneでなにも操作を行わないでください。
non-global zoneにインストールする場合の注意事項
ISIをインストールするnon-global zoneは、完全ルートゾーンとしてください。non-global zoneを作成する場合、共有ファイルシステム(inherit-pkg-dir)は設定しないでください。(デフォルトで作成される共有ファイルシステムは、削除してください。)
non-global zone作成後、rootのパスワードは作成されていません。“zlogin -C”を使い、コンソールモードでログインし、zoneの環境を設定してください。