以下の手順により、構成情報の追加を行います。なお、既に定義されている高速切替方式の仮想インタフェースで使用しているNICを共有して構成情報を追加する場合も同様の手順で行います。
仮想インタフェース情報の設定をhanetconfig create コマンドで行います。複数の仮想インタフェース間でNIC共有を行う場合には、2つ目以降の仮想インタフェース設定時に、先に設定した仮想インタフェースが使用する物理インタフェースと同じ名前の物理インタフェース名を指定してhanetconfig create コマンドを実行してください。
詳細は“7.1 hanetconfigコマンド”を参照してください。
共有IP構成のノングローバルゾーンを使用した構成の場合
高速切替方式の仮想インタフェースをノングローバルゾーンで使用する場合、以下の手順により、構成情報の追加を行います。
仮想インタフェース情報の設定をhanetconfig create コマンドで行います。
追加した仮想インタフェースをstrhanetコマンドで活性化します。
ノングローバルゾーンの作成を行います。作成方法については“C.5 Solarisゾーンにおける伝送路二重化の構築手順”を参照してください。
ノングローバルゾーンの起動を行います。ノングローバルゾーンを起動することにより、仮想インタフェース(sha0)上に論理仮想インタフェース(sha0:X)が付加されます。この時、IPアドレスはノングローバルゾーン作成時に指定したIPアドレスが割り当てられます。