コマンドの指定オプションの廃止及び追加に関する情報を以下に示します。
コマンドの指定オプションの廃止
“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“コマンドリファレンス“にて、指定可能なオプションから廃止されたオプションがあります。
変更内容
V9.3.2以前は、以下のコマンドにて”-auto”を指定することで、Interstage起動時にフロー実行環境の自動起動を設定することができました。
V9.4.0以降は以下のコマンドでは”-auto”が廃止されました。
apfwmkunit
apfwmkmngr
影響
バッチマネージャーの作成(apfwmkmngr)
バッチマネージャーの作成(apfwmkmngr)を実行するとき、“Interstageの起動時にバッチマネージャーを自動起動設定する”ことができません。
リソースユニットの作成(apfwmkunit)
リソースユニットの作成(apfwmkunit)を実行するとき、“Interstageの起動時にリソースユニットを自動起動設定する”ことができません。
対処方法
バッチマネージャーおよびリソースユニットの自動起動の設定は、Interstage Application ServerのPCMIサービスの起動時の出口機能を利用して行うことができます。詳細は“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“フロー実行環境の自動起動”を参照ください。
コマンドの指定オプションの追加
“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“コマンドリファレンス“にて指定可能なオプションに追加があります。
変更内容
V9.4.0以降は、メッセージブローカおよびInterstage Java EE 6 DASサービスの認証を必要とするため、以下の“対象のコマンド”にて、“新規追加されたオプション”を指定可能にしています。
対象のコマンド
apfwmkunit
apfwrmunit
apfwstartunit
apfwstopunit
apfwmkmngr
apfwrmmngr
apfwstartmngr
apfwstopmngr
apfwopenmngr
apfwclosemngr
新規追加されたオプション
”-jmspasswordfile”
”-asadminuser”
”-asadminpasswordfile”
影響
フロー実行環境セットアップ(apfwsetup)実行時にメッセージブローカのパスワードを保存しなかった場合
上記の“対象のコマンド”実行時にオプション“-jmspasswordfile”を指定する必要があります。指定しなかった場合は、認証エラーによりコマンドの実行に失敗します。
asadminコマンドのloginサブコマンドを事前実行しなかった場合
上記の“対象のコマンド”実行時にオプション“-asadminuser”,“-asadminpasswordfile”を指定する必要があります。指定しなかった場合は、認証エラーによりコマンドの実行に失敗します。
対処方法
フロー実行環境セットアップ(apfwsetup)実行時にメッセージブローカのパスワードを保存しない場合
上記の“対象のコマンド”実行時にオプション“-jmspasswordfile”を指定してください。
asadminコマンドのloginサブコマンドを実行しない場合
上記の“対象のコマンド”実行時にオプション“-asadminuser”,“-asadminpasswordfile”を指定してください。