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WSMGR ソフトウェア開発キット V8 使用手引書
FUJITSU Software

4.4.4 DF SETPARA

ファイル転送パラメータの設定


【呼出形式(C)】

UINT  XWSIAPI 
XWSI_DF_SETPARA(ReqHandle, ws_errno, trns_direction, df_param)

USHORT          ReqHandle         リクエストハンドル
UINT           *ws_errno          処理結果
USHORT          trns_direction    送受信区別
XWsiDfParam    *df_param          ファイル転送パラメータ

【機能】

ファイル転送に必要な情報を設定します。ファイル転送を中止する場合は、DF CANCEL を発行してください。DF WAITSTART完了後、有効となります。


【引数】

ReqHandle

WSMGR OPENコマンドによって得られたリクエストハンドル。

ws_errno

処理結果を格納する領域のアドレス。

trns_direction

送受信区別

XWSIDF_RECV

(0)

受信

XWSIDF_SEND

(1)

送信

df_param

ファイル転送パラメータ

1)file_form

ファイル形式。

XWSIDF_TEXT

(1)

TEXT

XWSIDF_BINARY

(2)

BINARY

2)file_name

転送/格納ファイル名。
最大256 文字のASCIIZ文字列(文字列の最後がNULL)

3)save_form

格納形式(受信時のみ有効)。

XWSIDF_UPDATE

(1)

新規、入れ替え

XWSIDF_ADD

(2)

追加

4)code_type

コード変換指定。

XWSIDF_EBCALPH

(1)

EBCDIC 英小文字

XWSIDF_EBCKANA

(2)

EBCDIC カナ有り

XWSIDF_STUP

(3)

CONNECT で指定したセットアップファイルに設定されているコード種別

XWSIDF_EBCASCI

(4)

EBCDIC ASCII

5)rec_form

レコード形式(テキストファイル送信時のみ有効)。

XWSIDF_FIX

(1)

固定長

XWSIDF_VARIABLE

(2)

可変長

6)rec_length

レコード長(送信時のみ有効)。
固定長およびバイナリファイル送信時:1~4096byteの範囲
可変長:5~4096byteの範囲

7)tabset

タブ指定(テキストファイル送信時のみ有効)。
0 ~20(通常は8です)

8)compact

システムリザーブ。
0: 常に0を指定します。

9)udc_block

漢字変換指定
XWSIDWC_CNV_UJIS (X'01):
非漢字、第1・2水準とユーザ作成のJEF変換テーブルを利用した漢字変換。

10)exkanji

システムリザーブ。
2: 常に2を指定します。


【関数返却値】

XWSIWSAPI_GOOD

(0)

WSAPI が正常に処理されました。

XWSIWSOS_ERR

(1)

WSMGRでWindows API コールを行いその結果エラーになった場合、設定されます。また、そのとき受け取ったエラーコードをws_errno に格納します。

XWSIWSAPI_ERR

(2)

WSAPI が異常で終了したことを示します。
エラー詳細は、ws_errno に格納されます。


【出力】

ws_errno

関数返却値 = XWSIWSOS_ERR (1) のとき
Windows API コールから返されるエラーコードが格納されます。
エラーコードはWin32エラーコードが返ります。

関数返却値 = XWSIWSAPI_ERR (2) のとき
WSAPI のエラーコード一覧を参照してください。

関数返却値 = XWSIWSAPI_GOOD (0) のとき
意味を持たないのでアプリケーションで参照する必要はありません。