本書は、Global Link Services (以降、GLS) の1機能である伝送路二重化機能 仮想NIC方式の機能および導入、運用管理手順について説明したものです。
本書の読者
本書は、仮想NIC方式を使用した伝送路二重化機能の導入、運用管理を行うシステム管理者を対象にしています。また、Oracle Solarisのネットワークサービスやクラスタ制御の基本部であるPRIMECLUSTERについて理解していることを前提としており、一部の用語および項目については説明を省略しています。
本書の構成
本書の構成は以下のとおりです。
仮想NIC方式を使用した伝送路二重化機能の概要について説明しています。
仮想NIC方式が提供する機能について説明しています。
仮想NIC方式の環境設定方法について説明しています。
仮想NIC方式の運用方法について説明しています。
仮想NIC方式のトラブル発生時の対処方法について説明しています。
第6章 DR (Dynamic Reconfiguration) 機能/PHP (PCI Hot Plug) 機能
DR機能/PHP機能を使用した、システムボードおよびPCIカードの交換について説明しています。
仮想NIC方式が提供するコマンドの使用方法について説明しています。
仮想NIC方式が出力するメッセージについて説明しています。
仮想NIC方式の新規機能および仕様変更点について記述しています。
本書で使用されている用語について説明しています。
関連マニュアル
以下のマニュアルを必要に応じて参照してください。
PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (伝送路二重化機能編)
PRIMECLUSTER コンセプトガイド
PRIMECLUSTER 導入運用手引書
FJQSS (資料採取ツール) ユーザーズガイド
SPARC M12/M10 XSCFリファレンスマニュアル
SPARC M12/M10 ドメイン構築ガイド
SPARC M10-1 サービスマニュアル
SPARC M10-4/M10-4S サービスマニュアル
SPARC M12-1 サービスマニュアル
SPARC M12-2/2S サービスマニュアル
SPARC M10 システム版 PCIボックス サービスマニュアル
SPARC M12/M10 PCIボックス サービスマニュアル
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ XSCF ユーザーズガイド
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 サーバ Dynamic Reconfiguration (DR) ユーザーズガイド
SPARC Enterprise M4000/M5000 サーバ サービスマニュアル
SPARC Enterprise M8000/M9000 サーバ サービスマニュアル
本書の表記について
特に注意すべき事項の前には、以下の記号が付いています。
ポイント
ポイントとなる内容について説明します。
注意
注意する項目について説明します。
例
例題を用いて説明します。
参考
参考となる内容を説明します。
参照
参照するマニュアル名などを説明します。
Oracle Solaris は、SolarisまたはSolaris Operating Systemと記載することがあります。
Oracle Solaris 11 を Solaris 11 と略しています。
Oracle VM Server for SPARC を Oracle VM と略しています。
Oracle Solarisゾーンを Solarisゾーンと略しています。
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Oracleは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Ethernetは、富士ゼロックス株式会社の登録商標です。
PRIMECLUSTER は富士通株式会社の登録商標です。
その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。
出版年月、改版履歴
2017年 4月 初版 2017年 8月 第1.1版
高度な安全性が要求される用途への使用について
本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業用等の一般的用途を想定して設計・製造されているものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計・製造されたものではございません。お客様は、当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本製品を使用しないでください。ハイセイフティ用途に使用される場合は、弊社の担当営業までご相談ください。
お願い
・本書を無断で他に転載しないようお願いします。 ・本書は予告なしに変更されることがあります。
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2017
追加・変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
「3.1 システム資源の確認」を追加しました。 | 3.1 システム資源の確認 | 第1.1版 |
set-paramコマンドの説明を変更しました。 | A.1 rvnetadmコマンド | |
show-paramコマンドの説明を変更しました。 | A.1 rvnetadmコマンド |