PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.5(伝送路二重化機能編)

E.1.3 GS/SURE連携方式のネットワーク設計

GS/SURE連携方式のシステムをクローニングする場合、複製先のシステムにおいて以下のIPアドレスを変更する必要があります。

• 仮想インタフェース

• 仮想ゲートウェイ

• 通信相手ホスト(接続先ホストが異なる場合)

• 引継ぎ仮想インタフェース(クラスタシステムの場合)

クローニングを行う場合は、以下を参考にして、複製先のシステムに設定するIPアドレスを事前に決めておいてください。

【設計例5：GS/SURE連携方式 - シングルシステム】

以下は“B.7.1 シングルシステムによる設定例(GS通信)”のHOST-A をクローニングする場合の設計例です。

変更するIPアドレス			複製元の値	複製先の値
HOST-A	仮想インタフェース	sha0	192.168.80.1	192.168.180.1
	仮想ゲートウェイ		192.168.80.254	192.168.180.254
	仮想インタフェース	sha1	192.168.70.1	192.168.170.1
		sha2	192.168.71.1	192.168.171.1
GS-1	仮想IPアドレス	仮想IP	192.168.81.1	192.168.181.1
	実IPアドレス	IP-1	192.168.70.2	192.168.170.2
		IP-2	192.168.71.2	192.168.171.2

【設計例6：GS/SURE連携方式 - クラスタシステム(1:1運用待機)】

以下は“B.7.5 クラスタシステム(1:1運用待機)による設定例(GS通信)”のHOST-A、HOST-B をクローニングする場合の設計例です。

変更するIPアドレス			複製元の値	複製先の値
HOST-A	仮想インタフェース	sha0	192.168.80.1	192.168.180.1
	仮想ゲートウェイ		192.168.80.254	192.168.180.254
	仮想インタフェース	sha1	192.168.70.1	192.168.170.1
		sha2	192.168.71.1	192.168.171.1
HOST-B	仮想インタフェース	sha0	192.168.80.1	192.168.180.1
	仮想ゲートウェイ		192.168.80.254	192.168.180.254
	仮想インタフェース	sha1	192.168.70.2	192.168.170.2
		sha2	192.168.71.2	192.168.171.2
引継ぎ仮想インタフェース		sha0:65	192.168.80.1	192.168.180.1
GS-1	仮想IPアドレス	仮想IP	192.168.81.3	192.168.181.3
	実IPアドレス	IP-1	192.168.70.3	192.168.170.3
		IP-2	192.168.71.3	192.168.171.3