Windows版 NetCOBOLとUNIX系システムのNetCOBOLでは、提供されているCOBOLコマンドのコマンド名・機能・指定形式が異なります。
Windows版 NetCOBOL
Windows版 NetCOBOL製品に含まれるCOBOL32コマンドの指定形式は次の通りです。
コマンド名 | オペランド |
---|---|
cobol32 | [翻訳に関するオプションの並び] ファイル名 … |
Windows版 NetCOBOL製品に含まれるCOBOL32コマンドは、COBOLソースプログラムを翻訳し、オブジェクトファイルを生成することのみを行います。
オブジェクトファイルをリンクして、実行形式ファイル(.exe)やダイナミックリンクライブラリ(.dll)を作成するためには、別途linkコマンドを用いる必要があります。
UNIX系システムのNetCOBOL
UNIX系システムのNetCOBOL製品に含まれるCOBOLコマンドの指定形式は次の通りです。
コマンド名 | オペランド |
---|---|
cobol | [翻訳に関するオプション、リンクに関するオプションの並び] ファイル名 … |
UNIX系システムのNetCOBOL製品に含まれるCOBOLコマンドは、COBOLソースプログラムを翻訳し、オブジェクトファイルを生成するだけでなく、オブジェクトファイルをリンクして、実行形式ファイル(拡張子任意)や共用オブジェクトファイル(.so)を作成することができます(cobolコマンドは、リンクのためにldコマンドを呼び出しています)。