Windows 32bit版 NetCOBOLでは、UNIX系システムで動作するアプリケーションの開発環境として「NetCOBOL Studio」と「プロジェクトマネージャ」を提供しています。
このマニュアルでは、「プロジェクトマネージャ」を使用した場合の開発方法について説明しています。
製品の呼び名について
本書では、各製品を次のように略記しています。あらかじめご了承ください。
正式名称 | 略称 |
---|---|
Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2016 Essentials | Windows Server 2016 |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Essentials Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 R2 Foundation | Windows Server 2012 R2 |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Essentials Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Foundation | Windows Server 2012 |
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation | Windows Server 2008 R2 |
Windows(R) 10 Education Windows(R) 10 Home Windows(R) 10 Pro Windows(R) 10 Enterprise | Windows 10 |
Windows(R) 8.1 Windows(R) 8.1 Pro Windows(R) 8.1 Enterprise | Windows 8.1 |
Windows(R) 7 Home Premium Windows(R) 7 Professional Windows(R) 7 Enterprise Windows(R) 7 Ultimate | Windows 7 |
Oracle Solaris | Solaris |
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for Intel Itanium) | Linux(Itanium) |
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5(for Intel64) Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6(for Intel64) Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7(for Intel64) | Linux(64) |
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86) | Linux |
以下をすべて指す場合は、「Windows」または「Windowsシステム」と表記します。
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2
Windows 10
Windows 8.1
Windows 7
Windowsシステムで動作し、32ビットCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Windows 32bit版 NetCOBOL」と表記します。
Linuxで動作し、32ビットCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Linux 32bit版 NetCOBOL」と表記します。
Linux(Itanium)で動作し、Itanium向けCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Linux(Itanium) 64bit版NetCOBOL」と表記します。
Linux(64)で動作し、64ビットCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Linux 64bit版 NetCOBOL」と表記します。
Solarisシステムで動作し、32ビットCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Solaris 32bit版 NetCOBOL」と表記します。Solaris 32bit版 NetCOBOLが動作するOracle Solarisを「Solaris(32)」と表記します。
Solarisシステムで動作し、64ビットCOBOLアプリケーションを開発するCOBOL開発システムを、「Solaris 64bit版 NetCOBOL」と表記します。Solaris 64bit版 NetCOBOLが動作するOracle Solarisを「Solaris(64)」と表記します。
「Interstage Charset Manager」を以降では「Charset Manager」と表記します。
本書の目的
本書は、Windows 32bit版 NetCOBOLを利用して、UNIX系システムで動作するCOBOLプログラムを分散開発する方法について説明しています。
本書の対象読者
本書は、Windows 32bit版 NetCOBOLを利用してUNIX系システムで動作するCOBOLプログラムを開発する方を対象としています。
本書で説明するUNIX分散開発支援機能は、UNIX系システムの操作知識が十分でなくとも利用可能です。しかし、その機能を使用するための環境設定を行うには、UNIX系システムについてある程度の知識が必要です。
このため、本書では対象とする読者層を大きく2つに分類します。
開発管理者
UNIX系プログラムの分散開発にあたって、その開発計画の立案と開発環境の構築に当たります。開発に使用するUNIX系サーバの環境の設定や一般の開発者が使用する簡単なツール(開発環境設定のためのもの)を用意する必要があり、ある程度のUNIX系システムの知識が必要となります。
一般の開発者
開発管理者の指示に従って、UNIX系プログラムの分散開発を行うために必要な個人の開発環境を設定し、開発作業を実施します。
本書では、この2つの読者層に向けた説明を、できる限り分けて記述しています。
また、2章以降では、各記事がどちらの読者層を主な読者として想定しているかを、見出しの下に以下のアイコンをおいて示します。
見出しのアイコン | 対象読者 |
---|---|
開発管理者 | |
一般の開発者 |
前提知識
本書を読むにあたって、以下の知識が必要です。
COBOLの文法に関する基本的な知識
COBOLプログラム開発に関する基本的な知識
Windowsシステムに関する基本的な知識
本書の構成
本書の構成と内容は、以下のとおりです。
Windows 32bit版 NetCOBOLを使用したUNIX系プログラムの分散開発における作業の流れとその適用範囲について説明します。
Windows 32bit版 NetCOBOLを使用したUNIX系プログラムの分散開発における開発環境構築の考え方と環境設定の方法を説明します。
Windows 32bit版 NetCOBOLを使用したUNIX系プログラムの分散開発において、Windowsクライアント上での開発作業の詳細について説明します。
Windows 32bit版 NetCOBOLを使用したUNIX系プログラムの分散開発において、UNIXサーバ上での開発作業の詳細について説明します。
分散開発時に起こりやすい問題とその回避方法について説明します。
オープン系のCOBOL(NetCOBOL)製品間の仕様上/機能上の相違点について説明します。
本書の位置付け
このマニュアルは、UNIX系プログラムの分散開発を行う際の手順と、そのために提供される開発ツール類の一般的な使用法を説明するものです。
COBOL言語として提供される機能の詳細については、“COBOL文法書”および各システム向けの“NetCOBOL ユーザーズガイド”を参照してください。
用語の説明
本書では、以下の用語を使用します。
NetCOBOLが動作可能なUNIX系オペレーティングシステムの総称。Solaris、Linux、Linux(64)、Linux(Itanium)を指します。UNIX系システムで動作するNetCOBOLを「UNIX系システムのNetCOBOL」といいます。
UNIX系システムで動作するプログラム
Windows 32bit版 NetCOBOLを指します。
本書で使用する書体と記号
書体および記号 | 意味 |
---|---|
[参照] | 参照先を示します。 |
→ | 操作結果を示します。 |
あいうえお | プログラム例中で、可変文字列を示します。可変文字列は、実際には他の文字列に置き換えます。 |
または {あい|うえお} | { }で囲まれた文字列の1つを選択することを示します。省略した場合、“_”(アンダーライン)の文字列が選択されたものとして扱われます。 |
[ あいうえお ] | [ ] で囲まれた文字列は省略できることを示します。 |
その他の注意事項
本書では、“COBOL文法書”で“原始プログラム”と記述されている用語を“ソースプログラム”と記述しています。
登録商標について
Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
X Window Systemは、オープン・グループの商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
HPおよびHP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyの商標です。
C-ISAMは、米国Informix Software,Inc.の米国での登録商標です。
Micro Focus、Micro Focus COBOLおよびMicro Focus COBOL/2は、Micro Focus International Limitedの登録商標または商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
Intel、Itaniumは、Intel Corporationの登録商標です。
その他の会社名または製品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。
輸出管理について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
2017年8月
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