ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Operation Manager  導入手引書
FUJITSU Software

2.2.2 ポート番号の変更方法

Systemwalker Operation Managerのポート番号の変更方法について説明します。

ポート番号の初期値

Systemwalker Operation Managerの各機能がデフォルトで使用するポート番号(ポート番号の初期値)が決まっています。ポート番号の初期値については、“C.1 ポート番号一覧”を参照してください。

ポート番号の初期値がすでに他製品で使用されている場合は、未使用のポート番号に変更する必要があります。

定義手順

Systemwalker Operation Managerが使用するポート番号は、以下の手順で変更します。

Webコンソール機能以外のポート番号を変更する場合

  1. viやメモ帳などのエディタを使って、Systemwalker Operation ManagerサーバおよびSystemwalker Operation Managerクライアントがインストールされているマシンのservicesファイルを開きます。

  2. 変更対象の機能のサービス名と新たに使用するポート番号をservicesファイルに記述します。変更対象の機能のサービス名とポート番号がすでにservicesファイルに記述されている場合は、ポート番号のみ変更します。

    servicesファイル内に定義されているサービス名は、大文字と小文字が区別されることに注意してください。

  3. Systemwalker Operation Managerを再起動します。

注意

ポート番号を変更するときの注意

ポート番号を変更する場合は、以下のことに注意してください。

  • 動作OSの種類によって、servicesファイルの格納先が異なります。

    Windowsサーバの場合:

    システムルート\system32\drivers\etc\services

    UNIXサーバの場合:

    /etc/services

  • mjsnetのポート番号は、サーバ間でネットワークジョブを運用する場合の通信に必要なポート番号です。mjsnetのポート番号を変更する場合は、ネットワークの全サーバでポート番号を統一してください。

    なお、以下のいずれかの条件に該当する場合は、ネットワークジョブ機能で連携させるすべてのサーバにおいて、servicesファイルにポート番号を定義してください。

    • ネットワークジョブ機能で連携させるサーバのうち、1つでもservicesファイルに“mjsnet”のポート番号として9327/tcp以外を定義している。

    • ネットワークジョブ機能で連携させるサーバに、SystemWalker/OperationMGR V5.0L30以前のWindowsサーバが含まれている。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition複数サブシステムを起動する場合のポート番号については、“2.6.2 サブシステム用のポート番号の設定”を参照してください。

Webコンソール機能のポート番号を変更する場合

  1. Webコンソールを表示しているすべてのブラウザを閉じます。

  2. システム管理者(Administratorグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限でログインします。

  3. poperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを停止します。

  4. 以下のコマンドを実行し、ポート番号を変更するために必要なWebサーバポート定義ファイルを出力させます。

    [Windows]

    Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjmweb\bin\mpowebconfig.bat -o ファイル名

    [Solaris/Linux]

    /opt/FJSVjmweb/bin/mpowebconfig -o ファイル名

  5. 出力されたWebサーバポート定義ファイルを編集し、対象のポート番号を変更します。

    なお、Webサーバポート定義ファイルの詳細は、リファレンスマニュアルを参照してください。

  6. 編集したWebサーバポート定義ファイルを反映するため、以下のコマンドを実行します。

    [Windows]

    Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjmweb\bin\mpowebconfig.bat -i ファイル名

    [Solaris/Linux]

    /opt/FJSVjmweb/bin/mpowebconfig -i ファイル名

  7. mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドを-uオプション指定で実行し、Webサーバの設定を解除します。

  8. mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドをオプションなしで実行し、Webサーバをセットアップします。

  9. soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを起動します。

なお、ポート番号の変更が完了した後、Webサーバポート定義ファイルが不要な場合は削除してください。