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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
FUJITSU Software

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition2.6.2 サブシステム用のポート番号の設定

概要

単一のSystemwalker Operation Managerサーバ上で、複数のサブシステムを起動する場合は、ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号をservicesファイルに設定する必要があります。

また、複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバ同士を連携してジョブを投入する場合は、ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号に加えて、ネットワークジョブ用のポート番号を設定する必要があります。その場合、連携するすべてのSystemwalker Operation Managerサーバで同じ数のジョブスケジューラ用のポート番号と、ネットワークジョブ用のポート番号が必要です。

以下にポート番号の定義手順を説明します。

注意

スケジュールサーバと実行サーバが、以下の組合せの場合、ネットワークジョブ用のポート番号は必要ありません。

スケジュールサーバ

V10.0L10/5.2以降、かつ複数サブシステム運用

実行サーバ

V5.0L30/5.2以降、かつサブシステム0のみで運用

定義手順

  1. servicesファイルの表示

    Systemwalker Operation Managerサーバ機能をインストールしたコンピュータのservicesファイルを、viやメモ帳などのエディタを使用して開きます。

    なお、動作OSの種類によって、servicesファイルの格納先が異なります。

    Windowsサーバの場合:

    システムルート\system32\drivers\etc\services

    UNIXサーバの場合:

    /etc/services

  2. ジョブスケジューラが使用するサブシステム用のポート番号の設定

    以下のサービス名とそれに対応するポート番号を、エディタなどを使ってservicesファイルに追加してください。

    • jobsch_win1

    • jobsch_win2

    • jobsch_win3

    • jobsch_win4

    • jobsch_win5

    • jobsch_win6

    • jobsch_win7

    • jobsch_win8

    • jobsch_win9

    例えば、サブシステム番号が5番のサブシステムを起動する場合は、“jobsch_win5”とそれに対応するポート番号をservicesファイルに追加します。ポート番号は、未使用の番号の中から、任意の数字を“ポート番号/tcp”の形式で指定します。

  3. ネットワークジョブ用のポート番号の設定

    各サブシステムからネットワークジョブとして依頼したジョブは、依頼先のSystemwalker Operation Managerサーバ上では、サブシステム番号0番でジョブが実行されます。この動作で支障がない場合は、ポート番号の設定を行う必要はありません。

    複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバから他の複数サブシステム運用のSystemwalker Operation Managerサーバにネットワークジョブを依頼する場合に、ネットワークジョブ用のポート番号の設定が必要です。連携する複数サブシステム運用のサーバすべてで、servicesファイルを編集します。

    以下のサービス名とそれに対応するポート番号を、viやメモ帳などのエディタを使ってservicesファイルに追加してください。

    • mjsnet1

    • mjsnet2

    • mjsnet3

    • mjsnet4

    • mjsnet5

    • mjsnet6

    • mjsnet7

    • mjsnet8

    • mjsnet9

    ポート番号は、未使用の番号の中から、任意の数字を“ポート番号/tcp”の形式で指定します。連携するサーバ間では必ず同じサービス名とポート番号を使用してください。