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Systemwalker Operation Manager  導入手引書
FUJITSU Software

2.2.1 hostsファイルの定義

hostsファイルにホストを定義する方法について説明します。

概要

Systemwalker Operation Managerのクライアントを利用する場合、接続するサーバマシンのホスト名とIPアドレスをクライアントの“hosts”ファイルに定義しておく必要があります。

Systemwalker Operation Manager Webコンソールを利用する場合、監視対象とするホストのホスト名とIPアドレスをWebサーバが動作する環境の“hosts”ファイルに定義しておく必要があります。

サーバ間でネットワークジョブを運用する場合、スケジュールサーバマシンのホスト名とIPアドレスを実行サーバの“hosts”ファイルに定義するなどして、ホスト名から名前解決ができるようにしておく必要があります。

また、IPv4/IPv6デュアルスタック環境で、Systemwalker Operation Managerのサーバを運用する場合、サーバの“hosts”ファイルに、自ホストのホスト名に対するIPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を定義しておく必要があります。

定義方法

システムルート\system32\drivers\etcディレクトリ配下、または、/etcディレクトリ配下にある“hosts”ファイルを、メモ帳などのエディタを使用して編集してください。

注意

/etc/hostsの設定について(Linux版/Solaris版の場合)

Red Hat系のLinuxおよびSolaris 11以降の場合、デフォルトでは、/etc/hostsに自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして“127.0.0.1”が設定されています。このような状態の場合、以下の問題が発生することがあります。

  • このサーバに対して、Systemwalker Operation Managerクライアントや複数サーバ監視クライアントを接続した場合、正しく監視できないことがあります。

  • このサーバから別のサーバに対してネットワークジョブを実行した場合、ネットワークジョブの実行に時間がかかるという現象が発生します。

  • このサーバから別のサーバに対してネットワークジョブを実行した場合、ネットワークジョブが異常終了することがあります。

このため、導入時には、自ホストのホスト名に対するIPアドレスとして、クライアントおよび実行サーバから接続可能なアドレスを、必ず/etc/hostsに設定してください。

/etc/hostsファイルの設定例を以下に示します。

[変更前]

127.0.0.1 HostName localhost

[変更後]

127.0.0.1 localhost
xxx.xxx.xxx.xxx HostName
注)xxx.xxx.xxx.xxxは、HostName(自ホスト)のIPアドレス

参考事項