MQDを使用するためには、事前に各種ファイル資源を用意しておく必要があります。MQDで使用する各種ファイル資源について、以下の順に説明します。
ファイルの種類
ファイル容量の見積り
MQDを使用するためには、図2.2 MQDの各種ファイル資源に示す各種ファイル資源が必要です。ユーザはMQD環境定義ファイルを作成するだけです。その他のファイルは、システムがMQDのシステム環境の作成時に作成します。
図2.2 MQDの各種ファイル資源
注意
ユーザがファイルに作成します。
システムがMQD環境定義で指定されたファイルに作成します。
以下に各ファイルの用途を示します。
環境作成を行う前に各ファイルの容量見積りを行います。表2.2 ファイル容量の見積り方法にファイル容量の見積り方法を示します。ファイル容量には、見積り値の1.2倍程度の余裕を持たせてください。
実際にシステムが獲得するファイルの大きさは、MQD環境定義で指定する値と余裕値の範囲内で異なる場合があります。
ファイル種別 | 容量の見積り方法 | 容量の指定方法 |
---|---|---|
MQD環境定義ファイル | 3[Kバイト]程度 | 指定不要 |
トランザクション管理ファイル |
| 指定不要 |
| 指定不要 | |
システム制御用ファイル1 | 48[Kバイト] | 指定不要 |
システム制御用ファイル2 | 100[Mバイト] | MQD環境定義で指定 |
メッセージキュー管理ファイル | 32[Kバイト] | 指定不要 |
ディスク型メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル) | 80[Kバイト] | MQD環境定義で指定 |
メモリ型メッセージキューのメッセージ格納域管理ファイル | 16[Kバイト] | 指定不要 |