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Interstage Application Server V12.0.0 ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

C.3.2 スレーブサーバのリポジトリの修復

レプリケーション形態のスレーブサーバ側のリポジトリを修復する場合の対応手順を説明します。

環境が壊れている場合は、スレーブサーバのリポジトリを作成し直して修復します。
データベース内のデータが壊れている場合は、スレーブサーバのリポジトリデータだけを修復します。

■環境が壊れている場合

【マスタサーバでの操作】

  1. 修復するスレーブサーバ側リポジトリと同名のリポジトリを停止します。

  

【スレーブサーバでの操作】

  1. 修復するリポジトリを停止します。

  2. マスタサーバで停止したリポジトリを削除します。

  3. 環境構築時にバックアップしたスレーブサーバ側リポジトリの資源をリストアします。ireprestsysコマンドを使用し-confonlyオプション指定でリストアします。

      

    バックアップ先ディレクトリ  X:\Backup\irep\rep001_back
    リポジトリ名  rep001

    ireprestsys -d X:\Backup\irep\rep001_back -R rep001 -confonly


    バックアップファイル名  /backup/irep/rep001_back.tar.gz
    リポジトリ名  rep001

    ireprestsys -f /backup/irep/rep001_back.tar.gz -R rep001 -confonly
  4. 修復したリポジトリを起動します。

      

【マスタサーバでの操作】

  1. マスタサーバで停止したマスタサーバ側リポジトリを起動します。


参照

ireprestsysコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“バックアップコマンド”を参照してください。


■データベース内のデータが壊れている場合

  

RDBを使用していて、データベース内のデータが壊れている場合は、データベース内のデータを修復します。RDB製品のバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データベース内のデータをバックアップ時の状態へ修復することができます。バックアップがない場合は、データを新規に再作成する必要があります。

  

【マスタサーバでの操作】

  1. 修復するスレーブサーバ側リポジトリと同名のリポジトリを停止します。

      

【スレーブサーバでの操作】

  1. 修復対象のリポジトリを停止します。

  2. RDB製品のバックアップ・リストア/リカバリ機能を使用して、データを修復します。

  3. 修復したリポジトリを起動します。
      

【マスタサーバでの操作】

  1. マスタサーバで停止したマスタサーバ側リポジトリを起動します。