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Interstage Application Server V12.0.0 セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

2.11.2 Servletサービスに関する対策

セション使用時の注意

セション情報はCookieまたはURLパラメタに埋め込まれます。
WebサーバとWebブラウザの間がインターネットの場合には、通信内容が傍受/改変される恐れがあります。
そのため、SSL通信を使用することをお勧めします。


Webアプリケーション開発時の注意事項

Webアプリケーション開発時の注意事項については、「J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」の「Webアプリケーションの開発上の注意事項」を参照してください。


Webアプリケーション配備時の注

サーバ上の任意の位置で実行する方法で配備したWebアプリケーションは、一般ユーザからの改変を防ぐため、書き込み権はServletコンテナを実行するユーザにのみ設定することをお勧めします。


Webアプリケーションのルートディレクトリに対する注意

Webサーバで公開するディレクトリと、Webアプリケーションのルートディレクトリが同一の場合には、WebブラウザからclassファイルやJARファイル等のWebアプリケーションそのものを参照されてしまう恐れがあり、セキュリティホールとなる可能性があります。
そのため、Webサーバで公開するディレクトリと、Webアプリケーションのルートディレクトリは別々にすることをお勧めします。


通信データについての注意

WebサーバコネクタとServletコンテナの通信において次の脅威があります。

これらの脅威に対してSSL通信を使用し防御することをお勧めします。なりすましを防御するためには、SSLバージョン3(クライアント認証)が必要です。
SSL通信の設定については、「20.1 Servletサービスにおける環境設定」を参照してください。


セションリカバリ機能使用時の注意

ServletコンテナとSession Registry Serverの通信にはHTTPを使用します。
通信において次の脅威があります。

ServletコンテナとSession Registry Server間はイントラネット内での通信になりますが、イントラネット内でも上記脅威の可能性がある場合には、ServletコンテナとSession Registry Server間にはセキュリティが確保されたネットワークを使用するようにしてください。