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Interstage Application Server V12.0.0 セキュリティシステム運用ガイド
FUJITSU Software

2.11.1 IJServerの運用に関する対策

IJServerは、J2EEアプリケーションを運用する環境です。IJServerの詳細については、「J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)」を参照してください。


資源ファイルへの不正アクセス

IJServerを運用する場合、IJServer用の資源ファイルがJ2EE共通ディレクトリ下のijserverというディレクトリに格納されます。ここに格納されるファイルは悪意のある人(またはマシン)による不正アクセスという脅威にさらされる可能性があります。
これらのファイルを脅威にさらさないためには、そのファイルを一般ユーザからはアクセスできないようにするという対策があります。このために、以下の対策をお勧めします。

IJServerの実行についての注意

IJServerは、J2EEアプリケーションを運用する環境であり、それ自体がプロセスとして実行されます。このIJServerの実行は、以下のユーザによってのみ行われます。

このため、どのユーザにIJServerを実行する権限を与えるかについて慎重に考慮し、定期的にその資格を見直すなどの対応をとって安全性の向上を図ることをお勧めします。