ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

10.3.3 互換情報

Interstage HTTP Server(Apache HTTP Server 1.3ベース)とInterstage HTTP Server 2.2(Apache HTTP Server 2.2ベース)の互換情報として、機能仕様の違いを以下の表に示します。


注意

  • Interstage HTTP Serverの一部の機能は、Interstage HTTP Server 2.2では使用できません。Interstage HTTP Server 2.2において使用可能な機能を設定して運用してください。

  • ここでは、主要な機能の違いについて説明しています。

    Interstage HTTP Server 2.2の詳細な機能内容については、本マニュアルの各説明を参照してください。

    Interstage HTTP Serverの詳細な機能内容については、移行するInterstage HTTP Serverのバージョンの「Interstage HTTP Server 運用ガイド」を参照してください。

    また、Interstage HTTP Serverのバージョン・レベルアップ時に追加した機能内容については、移行するInterstage HTTP Serverのバージョンの「アップデート情報」を、変更内容については「移行ガイド」を参照してください。


項目

機能仕様の違い

Interstage HTTP Server

Interstage HTTP Server 2.2

機能

ポート番号

インストール時にデフォルト値で設定すると、以下のポート番号を使用します。

  • [V5の場合]
    81

  • [V6以降の場合]
    80

インストール時にデフォルト値で設定すると、以下のポート番号「80」を使用します。

オンライン照合機能

[V5.0の場合]
サポートしていません。
[V5.1以降の場合]
サポートしています。

サポートしていません。

Serverヘッダ抑止

  • [V6.0L10B以前の場合]
    サポートしていません。

  • [V6.0L10C以降の場合]
    サポートしています。

  • [V6.0.1以前の場合]
    サポートしていません。

  • [V6.0.2以降の場合]
    サポートしています。

  • [V6以前の場合]
    サポートしていません。

  • [V7以降の場合]
    サポートしています。

サポートしていません。

環境設定

Interstage管理コンソール

  • [V5の場合]
    サポートしていません。

  • [V6以降の場合]
    サポートしています。

サポートしていません。

環境定義ファイル(httpd.conf)

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。


C:\Interstage\F3FMihs\conf\httpd.conf


/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。

  • [デフォルトのWebサーバの場合]
    C:\Interstage\F3FMahs\conf\httpd.conf

  • [複数Webサーバ運用のWebサーバの場合]
    <Webサーバ資源の格納ディレクトリ>\conf\httpd.conf

  • [デフォルトのWebサーバの場合]
    /etc/opt/FJSVahs/conf/httpd.conf

  • [複数Webサーバ運用のWebサーバの場合]
    <Webサーバ資源の格納ディレクトリ>/conf/httpd.conf

ディレクティブの違いについては、「環境定義ファイル(httpd.conf)のディレクティブの変更内容」を参照してください。

運用・保守

起動

以下のいずれかの方法でWebサーバを起動します。

  • サービス(FJapache)

  • [V5.1以降の場合]
    isstartコマンド

  • [V6以降の場合]
    Interstage管理コンソール

  • apachectlコマンド

  • [V5.1以降の場合]
    isstartコマンド

  • [V6以降の場合]
    Interstage管理コンソール

以下のいずれかの方法でWebサーバを起動します。

  • サービス(Interstage HTTP Server 2.2)

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

停止

以下のいずれかの方法でWebサーバを停止します。

  • サービス(FJapache)

  • [V5.1以降の場合]
    isstopコマンド

  • [V6以降の場合]
    Interstage管理コンソール

  • apachectlコマンド

  • [V5.1以降の場合]
    isstopコマンド

  • [V6以降の場合]
    Interstage管理コンソール

以下のいずれかの方法でWebサーバを停止します。

  • サービス(Interstage HTTP Server 2.2)

  • httpdコマンド

  • apachectlコマンド

  • httpdコマンド

自動起動/自動停止


サービス(FJapache)で自動起動/自動停止を設定します。


サービス(Interstage HTTP Server 2.2)で自動起動/自動停止を設定します。


シェルスクリプトは、サポートしていません。


以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止するように設定します。
/opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautosetup.sh

以下のシェルスクリプトで自動起動/自動停止しないように設定します。
/opt/FJSVahs/etc/boot/ahsautoclean.sh


RHEL7には、対応していません。

(RHEL7)
以下のunitファイルで自動起動を行います。
FJSVahs_start.service

以下のunitファイルで自動停止を行います。
FJSVahs_stop.service


自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録されます。

  • /etc/rc0.d/K17FJapache

  • /etc/rc1.d/K17FJapache

  • /etc/rc2.d/K17FJapache

  • /etc/rc3.d/S51FJapache

  • /etc/rcS.d/K17FJapache


[V6以前の場合]

  • /etc/rc0.d/K17FJapache

  • /etc/rc1.d/K17FJapache

  • /etc/rc2.d/S51FJapache

  • /etc/rc3.d/S51FJapache

  • /etc/rc4.d/S51FJapache

  • /etc/rc5.d/S51FJapache

  • /etc/rc6.d/K17FJapache

[V7以降の場合]

  • /etc/rc0.d/K14FJapache

  • /etc/rc1.d/K14FJapache

  • /etc/rc2.d/S86FJapache

  • /etc/rc3.d/S86FJapache

  • /etc/rc4.d/S86FJapache

  • /etc/rc5.d/S86FJapache

  • /etc/rc6.d/K14FJapache

(RHEL6)
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトが登録されます。

  • /etc/rc0.d/K17ahs

  • /etc/rc1.d/K17ahs

  • /etc/rc2.d/K17ahs

  • /etc/rc3.d/S51ahs

  • /etc/rcS.d/K17ahs

(RHEL6)

  • /etc/rc0.d/K14ahs

  • /etc/rc1.d/K14ahs

  • /etc/rc2.d/S86ahs

  • /etc/rc3.d/S86ahs

  • /etc/rc4.d/S86ahs

  • /etc/rc5.d/S86ahs

  • /etc/rc6.d/K14ahs

アクセスログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMihs\logs\accesslog


/var/opt/FJSVihs/logs/accesslog

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\accesslog


/var/opt/FJSVahs/logs/accesslog

アクセスログの出力形式については、「10.3.2 移行時の注意事項」の「アクセスログの出力形式」を参照してください。

エラーログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMihs\logs\errorlog


/var/opt/FJSVihs/logs/errorlog

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\errorlog


/var/opt/FJSVahs/logs/errorlog

トレースログ

トレースログは、出力されません。

初期設定では、以下のファイルに出力されます。


C:\Interstage\F3FMahs\logs\tracelog


/var/opt/FJSVahs/logs/tracelog

オペレーションログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。

  • [V6以前の場合]
    オペレーションログは、出力されません。

  • [V7以降の場合]
    C:\Interstage\F3FMihs\logs\opelog\opelog

  • [V6以前の場合]
    オペレーションログは、出力されません。

  • [V7以降の場合]
    /var/opt/FJSVihs/logs/.opelog/opelog

オペレーションログは、出力されません。

保守用ログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。

  • [V5.0の場合]
    保守用ログは、出力されません。

  • [V5.1以降の場合]
    C:\Interstage\F3FMihs\logs\tracelog

  • [V5.0の場合]
    保守用ログは、出力されません。

  • [V5.1以降の場合]
    /var/opt/FJSVihs/logs/tracelog

同一内容の保守用ログは、出力されません。

保守管理用ログ

初期設定では、以下のファイルに出力されます。

  • [V5.0の場合]
    保守管理用ログは、出力されません。

  • [V5.1以降の場合]
    C:\Interstage\F3FMihs\logs\module_table.xxxxxxxxxxxx[.x]
    (xxxxxxxxxxxx:作成日時)

  • [V5.1以降の場合]
    C:\Interstage\F3FMihs\logs\logmgrfile
    (xxxxxxxxxxxx:作成日時)

保守管理用ログは、出力されません。

  • [V5.0の場合]
    保守管理用ログは、出力されません。

  • [V5.1以降の場合]
    /var/opt/FJSVihs/logs/module_table.xxxxxxxxxxxx[.x]
    (xxxxxxxxxxxx:作成日時)

  • [V5.1以降の場合]
    /var/opt/FJSVihs/logs/logmgrfile
    (xxxxxxxxxxxx:作成日時)

動作状態表示方法

以下のどちらかの方法で動作状態を表示します。

  • サーバステータスの監視機能

  • [V8の場合]
    ihsdispコマンド

サーバステータスの監視機能で動作状態を表示します。

メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行)方法

以下のいずれかの方法でバックアップ・リストアを行います。

  • [V5.0の場合]
    手動(OSコマンド)

  • [V5.1以降の場合]
    メンテナンスの一括実行(セクション[IHS])

  • [V7以降の場合]
    ihsbackup/ihsrestoreコマンド

以下のいずれかの方法でバックアップ・リストアを行います。

  • ahsbackup/ahsrestoreコマンド

  • メンテナンスの一括実行(セクション[AHS])

Enterprise Edition
クラスタサービス

以下の方法でクラスタサービスの環境を設定します。

  • [V5.0の場合]
    サポートしていません。

  • [V5.1以降の場合]
    Interstage HTTP Serverのサービス

  • [V5.0の場合]
    サポートしていません。

  • [V5.1以降の場合]
    Interstage(isstart/isstopコマンドの操作対象サービス)の状態遷移プロシジャ

以下の方法でクラスタサービスの環境を設定します。


Interstage HTTP Server 2.2のサービス


Interstage HTTP Server 2.2のCmdlineリソース

CGIプログラムへのアクセス時の動作


CGIプログラムへのアクセス時の動作については、「10.3.2 移行時の注意事項」の「CGIプログの動作」を参照してください。

コマンド

同じ機能のコマンド

[V6以前の場合]
サポートしていません。

[V7以降の場合]
ihsbackup

ahsbackup

[V7以前の場合]
サポートしていません。

[V8の場合]
ihsdisp

同じ機能のコマンドは、ありません。

[V6以前の場合]
サポートしていません。

[V7以降の場合]
ihsrestore

ahsrestore

ihsrlog

ahsrlog

コマンド格納先

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。

  • [V6以前の場合]
    C:\Interstage\F3FMihs\bin

  • [V7以降の場合]
    C:\Interstage\bin
    C:\Interstage\F3FMihs\bin

  • /opt/FJSVihs/bin

インストールパスがデフォルトの場合、以下に格納されます。


C:\Interstage\F3FMahs\bin


/opt/FJSVahs/bin

メッセージ

出力メッセージ

以下のメッセージが出力されます。

  • ihsで始まるメッセージ

  • エラーログ

以下のメッセージが出力されます。

  • ahsで始まるメッセージ

  • エラーログ

< >:< >内は、可変情報であることを示します。