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Interstage Application Server V12.0.0 Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

10.3.2 移行時の注意事項

プラグインモジュールについて

Interstage HTTP Server 2.2では、Interstage HTTP Server上で運用していたプラグインモジュールを使用できません。Interstage HTTP Server 2.2に対応したプラグインモジュールを使用して運用してください。


アクセスログの出力形式

Interstage HTTP Server

アクセスログは、以下の形式で出力されます。

ホスト名 ユーザ名識別 ユーザ名 日時 "リクエスト" ステータスコード データ転送量


Interstage HTTP Server 2.2

アクセスログは、以下の形式で出力されます。詳細については、「4.2.1 アクセスログ」を参照してください。

ホスト名 ユーザ名識別 ユーザ名 日時 "リクエスト" ステータスコード データ転送量 WebサーバのIPアドレス:ポート番号 Hostヘッダ プロセスID 処理時間 リクエストID


CGIプログラムの実行方法

CGIプログラムの実行方法の変更内容を以下に示します。


Interstage HTTP Server

初期設定のままでCGIプログラムを実行できます。


Interstage HTTP Server 2.2

CGIプログラム実行を許可するように、環境定義ファイル(httpd.conf)を編集する必要があります。

CGIプログラム実行を許可する場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)において、コメント行として定義されている以下のディレクティブのハッシュマーク(#)を削除してください。CGIプログラム実行の許可設定の詳細については、「3.28 CGIプログラム実行許可の設定」を参照してください。


【修正前】

#LoadModule cgi_module "C:/Interstage/F3FMahs/modules/mod_cgi.so"
#ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/Interstage/F3FMahs/cgi-bin/"

【修正後】

LoadModule cgi_module "C:/Interstage/F3FMahs/modules/mod_cgi.so" 
ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/Interstage/F3FMahs/cgi-bin/"

【修正前】

#LoadModule cgid_module "/opt/FJSVahs/modules/mod_cgid.so"
#ScriptAlias /cgi-bin/ "/opt/FJSVahs/cgi-bin/"

【修正後】

LoadModule cgid_module "/opt/FJSVahs/modules/mod_cgid.so"
ScriptAlias /cgi-bin/ "/opt/FJSVahs/cgi-bin/"

CGIプログラムの動作

CGIプログラムへのアクセス時の動作の変更内容を以下に示します。


Interstage HTTP Server

CGIプログラムへのアクセス時にリクエストメッセージ本文を受信した場合、エラーログは出力されず、レスポンスが遅延することはありません。


Interstage HTTP Server 2.2

CGIプログラムへのアクセス時にリクエストメッセージ本文を受信した場合、エラーログに以下のメッセージが出力されて、レスポンスが遅延する可能性があります。

(104)Connection reset by peer: ap_content_length_filter: apr_bucket_read() failed

CGIプログラムにアクセスする場合は、標準入力からリクエストメッセージ本文を受信してください。受信するリクエストメッセージ本文のサイズは、環境変数CONTENT_LENGTHに設定されているサイズです。