◆形式
[SYSTEM ENVIRONMENT]セクションは以下の形式で記述します。なお、本セクションは省略できません。
[SYSTEM ENVIRONMENT]
| システムの規模 | |
| SMOの使用の有無 | |
| SMOのオブジェクト名 | |
| システム最大保留セション数 | |
| トランザクションアプリケーションの通信バッファ数 | |
| インタフェース情報チェック機能使用の有無 |
[SYSTEM ENVIRONMENT]
| システムの規模 | |
| インタフェース情報チェック機能使用の有無 | |
| 使用するネットワークのバージョン |
[SYSTEM ENVIRONMENT]
システムの規模 | ||
SMOの使用の有無 | ||
SMOのオブジェクト名 | ||
トランザクションアプリケーションの通信バッファ数 | ||
インタフェース情報チェック機能使用の有無 |
◆設定内容
システムの規模を指定します。
Interstage統合コマンドにより初期化を行った場合には、適切なシステム規模が設定されますので、修正する必要はありません。
システム規模は、接続クライアント数より選択します。各定義値の意味を、以下に示します。
設定値 | システム規模 | 接続クライアント数 | |
---|---|---|---|
small | 小規模 | 1~5 | 1~50 |
moderate | 中規模 | 6~10 | 51~100 |
large | 大規模 | 11~50 | 101~500 |
super | 超大規模 | 51~100 | 501~1000 |
セション情報管理機能の使用の有無を指定します。
YES: セション情報管理機能を使用する。
NO : セション情報管理機能を使用しない。省略値。
セション情報管理機能のネーミングサービス登録時の名前を指定します。
指定できる値は、OD_or_admコマンドの-nオプションに指定可能な255バイト以内の値です。ただし、ネーミングコンテキストの指定はできません。省略値は、“ISTD::SMO”です。
Using Session Information Management Object ステートメントに“NO”が指定された場合は、本ステートメントは無視されます。
システム全体でのセション保留数を指定します。
0を指定した場合にはセションの抑制は行いません。
本定義は、[WRAPPER]セクションで指定するPSYS NameステートメントおよびNumber of Maximum Sessionステートメントを定義した場合に有効となります。
指定できる値は、0~1000です。省略値は、0です。
トランザクションアプリケーションに対する通信時に使用するバッファの数です。本ステートメントで指定した通信バッファ数に、4096byteを積算したサイズの通信バッファが用意されます。
指定できる値は、500~10000です。
1回の通信データ長×同時接続クライアント数を計算し、その値をもとに通信バッファ数を見積もってください。
通信バッファは、十分なサイズを用意してください。
なお、システムスケールにより、以下の省略値が設定されます。
small | 500 |
moderate | 1000 |
large | 1500 |
super | 2000 |
インタフェース情報チェック機能使用の有無を指定します。
YES: インタフェース情報チェック機能を使用する。
NO : インタフェース情報チェック機能を使用しない。省略値。
使用するネットワークのバージョンを指定します。
v6: IPv6ネットワークを使用する。
v4: 従来のIPv4ネットワークを使用する。省略値。