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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

14.2.10 stgenvdisp(環境情報表示コマンド)

名前

stgenvdisp - 環境情報の表示

形式

プログラムディレクトリ\bin\stgenvdisp [-n 業務の論理ノード名]

機能説明

本コマンドは、コマンドが実行されたサーバのAdvancedCopy Managerに設定されている環境情報を表示します。表示される情報は以下のとおりです。

タイトル

説明

Server type

サーバ種別を表示します。

Management server: 運用管理サーバまたは運用管理サーバ業務
Server: 管理対象サーバまたは管理対象サーバ業務

Cluster system

クラスタシステムの種類を表示します。

MSCS: Windows環境クラスタシステム
GENERAL: Solaris/Linux/HP-UX環境クラスタシステム

Node type

ノード種別を表示します。

Primary: プライマリノード
Secondary: セカンダリノード

Node name

論理ノード名を表示します。
Local-Serviceの場合、ローカル業務であることを示します。

Service name

業務名を表示します。

Cluster name

クラスタ名を表示します。

Mount point

AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントを表示します。

Disk resource

AdvancedCopy Manager共有データ用に使用した共有ディスクのリソース名を表示します。

Drive

AdvancedCopy Manager共有データ用に使用したドライブレターを表示します。

Network name

AdvancedCopy Managerで使用したネットワーク名を表示します。

External connection

外部接続用ネットワーク名を表示します。

Subnet mask

サブネットマスクを表示します。

IP address resource

IPアドレスリソースを表示します。

IP by cluster setup

クラスタセットアップコマンドで指定したIPv4形式の論理IPアドレスを表示します。
ただし、運用において、「13.5.6.1 運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更」または「13.5.6.2 管理対象サーバ業務のIPアドレスの変更」操作を実施している場合は、運用中の論理IPアドレスではないので注意が必要です。

IPv6 by cluster setup

クラスタセットアップコマンドで指定したIPv6形式の論理IPアドレスを表示します。
ただし、運用において、「13.5.6.1 運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更」または「13.5.6.2 管理対象サーバ業務のIPアドレスの変更」操作を実施している場合は、運用中の論理IPアドレスではないので注意が必要です。

Manager IP address

運用管理サーバのIPアドレスを表示します。
Server type(サーバ種別)によって、表示される情報が異なります。

  • "Management server"の場合

    運用管理サーバのIPアドレスが表示されます。
    IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方が設定されている場合は、2行表示されます。
    運用管理サーバがクラスタ構成の場合は、物理IPアドレスが表示されます。

  • "Server"の場合

    本管理対象サーバを登録している運用管理サーバのIPアドレスが表示されます。
    IPv4アドレスまたはIPv6アドレスが表示されます。
    ただし、運用管理サーバに登録されていない(「サーバの追加」操作を実施していない)場合は、値に"????"が表示されます。

IPv6アドレスは、省略表記で表示されます。

Communication

通信サービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名: stgxfws)を表示します。
クラスタ運用の場合は、業務用通信サービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名: stgxfws_logicalNodeName)を表示します。

Program install directory

インストール時に指定したプログラムディレクトリを表示します。

Fixed configuration directory

インストール時に指定した環境設定ディレクトリを表示します。

Modifying configuration directory

インストール時に指定した作業用ディレクトリを表示します。

Version

AdvancedCopy Managerのバージョンレベルを表示します。

Language

AdvancedCopy Managerの言語種別を表示します。

JAPANESE: 国内版
ENGLISH: 海外版

オプション

-n 業務の論理ノード名

業務の論理ノード名(クラスタセットアップコマンドで指定した論理ノード名)を指定します。

クラスタ環境の場合

本オプションが指定された場合、指定された業務の情報だけ出力します。
本オプションが指定されていない場合、全業務の情報を出力します。

非クラスタ環境の場合

本オプションは指定できません。指定された場合は、swstf6002のメッセージを出力して処理を終了します。
本オプションが指定されていない場合、情報を出力します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用

注意事項