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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

13.1.1 データベースを個別にバックアップする場合

13.1.1.1 バックアップ管理簿の保守方法

バックアップ管理簿の保守方法について説明します。バックアップ運用を実施しているサーバで実行します。

13.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ

バックアップ管理簿とSymfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるリカバリ制御ファイルをバックアップします。詳細は、swstresbackコマンドを参照してください。

バックアップ管理簿のバックアップデータの容量

以下のディレクトリ配下のサイズを確認してください。

<環境設定ディレクトリ>\etc\backup\data

クラスタ運用している場合は、以下のディレクトリ配下のサイズを確認してください。

<共有ディスク>:\etc\opt\swstorage\etc\backup\data

Symfowareのデータベースをバックアップしている場合は、以下のディレクトリ配下のサイズも確認してください。

リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ

ポイント

以前に退避したディレクトリと同じディレクトリを使用してswstresbackコマンドを実行する場合は、上記サイズの3倍の空き容量が必要です。これは、swstresbackコマンドが、以前に退避したデータを保持しながらバックアップするためです。

13.1.1.1.2 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのリストア

バックアップ管理簿とSymfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるリカバリ制御ファイルをリストアします。詳細は、swstresrstコマンドを参照してください。

13.1.1.2 レプリケーション管理簿の保守方法

レプリケーション管理簿の保守方法について説明します。

13.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップ

レプリケーション管理簿のバックアップは、運用管理サーバのリポジトリをバックアップすることで実施します。リポジトリのバックアップ方法は、「13.1.1.4.1 データベースのバックアップ」を参照してください。

ポイント

  • レプリケーション管理の運用情報は、リポジトリに格納されています。

  • レプリケーション管理簿のバックアップは、swsrpsetvolコマンドswsrpdelvolコマンドによってレプリケーション管理の運用情報が変更された場合に実行することをお勧めします。

13.1.1.2.2 レプリケーション管理簿のリストア

レプリケーション管理簿のリストアは、以下の手順で実施します。

  1. 運用管理サーバのリポジトリをリストアします。リストア方法は、「13.1.1.4.2 データベースのリストア」を参照してください。

  2. 管理対象サーバでswsrprecoverresコマンドを-rオプションを指定して実行します。

ポイント

  • 上記の作業によって、リポジトリのレプリケーション管理の運用情報が管理対象サーバへコピーされ、運用可能な状態になります。

  • リポジトリに存在するレプリケーション管理の運用情報に変更がなく、管理対象サーバに存在するレプリケーション管理の運用情報だけが何らかの理由で不正な状態になった場合は、手順2だけを実行してください。

13.1.1.3 VSSバックアップ管理簿の保守方法

Hyper-Vのバックアップ機能で使用する、VSSバックアップ管理簿の保守方法について説明します。
Hyper-VのVSSバックアップ機能を使用しているサーバ(Hyper-Vホストおよびバックアップサーバ)で実行します。

Hyper-Vバックアップ機能のコマンドを実行していない状態で、VSSバックアップ管理簿のバックアップおよびリストアを手動で実行してください。

13.1.1.3.1 VSSバックアップ管理簿のバックアップ

VSSバックアップ管理簿をバックアップします。

以下のディレクトリにあるファイルを、任意のディレクトリにコピーしてください。

<環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\vrq
13.1.1.3.2 VSSバックアップ管理簿のリストア

VSSバックアップ管理簿をリストアします。

13.1.1.3.1 VSSバックアップ管理簿のバックアップ」でバックアップしたファイルを、以下のディレクトリにコピーしてください。

<環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\vrq

13.1.1.4 データベースの保守方法

運用管理サーバで使用しているデータベースの保守方法について説明します。

13.1.1.4.1 データベースのバックアップ

データベースのバックアップデータの容量

以下の計算式で算出します。

60+(管理するデバイス数×0.001)メガバイト

注意

  • Telnetサーバーサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生するため、Telnetサーバーサービスを利用しないでください。

  • 運用管理サーバをクラスタ運用している場合、退避するディレクトリを共用ディスク上に用意することをお勧めします。

13.7.2.1 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのバックアップ」を参照してETERNUS SF Managerのデータベースをバックアップしてください。

13.1.1.4.2 データベースのリストア

注意

  • Telnetサーバーサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生するため、Telnetサーバーサービスを利用しないでください。

  • 運用管理サーバをクラスタ運用している場合は、以下に注意してください。

    本処理の実行時は、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを使用可能状態にしてから、処理を行ってください。

13.7.2.2 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのリストア」を参照してETERNUS SF Managerのデータベースをリストアしてください。

13.1.1.5 レジストリの保守方法

レジストリの保守方法について説明します。運用管理サーバおよび管理対象サーバで実施します。

13.1.1.5.1 レジストリのバックアップ

コマンドプロンプト画面でcopyコマンドなどを使用して、以下のファイルをバックアップします。

レジストリのバックアップデータの容量

バックアップするファイルのサイズを確認してください。

13.1.1.5.2 レジストリのリストア

コマンドプロンプト画面でcopyコマンドなどを使用して、以下のファイルをリストアします。

13.1.1.6 Symfowareデータベース情報ファイルの保守方法

Symfowareデータベース情報ファイルの保守方法について説明します。

13.1.1.6.1 Symfowareデータベース情報ファイルのバックアップ

Symfowareのバックアップサーバ運用で使用するSymfowareデータベース情報ファイルをバックアップします。

以下のディレクトリにあるファイルを、任意のディレクトリにコピーしてください。

13.1.1.6.2 Symfowareデータベース情報ファイルのリストア

Symfowareのバックアップサーバ運用で使用するSymfowareデータベース情報ファイルをリストアします。

13.1.1.6.1 Symfowareデータベース情報ファイルのバックアップ」でバックアップしたファイルを、以下のディレクトリにコピーしてください。

13.1.1.7 リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリの保守方法

リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリの保守方法について説明します。

13.1.1.7.1 リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリのバックアップ

Symfowareのバックアップサーバ運用で使用するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリをバックアップします。

リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリには、バックアップ時に生成されるリカバリ制御ファイルとバックアップ履歴ファイルが格納されます。

リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリにあるファイルを、任意のディレクトリにコピーしてください。

13.1.1.7.2 リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリのリストア

Symfowareのバックアップサーバ運用で使用するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリをリストアします。

13.1.1.7.1 リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリのバックアップ」でバックアップしたファイルを、リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリにコピーしてください。