Solaris/Linux環境におけるCCMサーバ業務のクラスタ環境削除手順は、以下のとおりです。
プライマリノードとセカンダリノードにログインします。ログイン後の操作は、root(スーパーユーザー)で実施してください。
CCMサーバ業務を停止します。
停止方法は、使用するクラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
CCMサーバ業務を停止したあと、共有データ用共有ディスクをマウントしてください。
セカンダリノードでAdvancedCopy Manager CCMの設定を解除します。
アドバンスト・コピーを停止します。
AdvancedCopy Manager CCMで実行している、すべてのアドバンスト・コピーを停止してください。アドバンスト・コピーの停止方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」に記載されている、コピー種別ごとの停止コマンドを参照してください。
-lanオプション付きでacservice stopコマンドを実行し、管理サービスを停止します。
# acservice stop -lan
「第11章 CCMサーバ業務のカスタマイズ」でバックアップしておいたAdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイルをリストアします。
以下のファイルを、コピー先に上書きコピーしてください。
コピー元ファイル | コピー先ファイル |
---|---|
/opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys | /opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys |
/opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys | /opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys |
/opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties | /opt/FJSVccm/sys/sys.properties |
例
コピー実行例は、以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys /opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys # cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys /opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys # cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties /opt/FJSVccm/sys/sys.properties
バックアップしておいたAdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイルを削除します。
/opt/FJSVccm/nonclusterディレクトリごと、削除してください。
例
削除の実行例は、以下のとおりです。
# rm -r /opt/FJSVccm/noncluster
プライマリノードでAdvancedCopy Manager CCMの設定を解除します。
「第11章 CCMサーバ業務のカスタマイズ」でバックアップしておいたAdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイルをリストアします。
以下のファイルを、コピー先に上書きコピーしてください。
コピー元ファイル | コピー先ファイル |
---|---|
/opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys | /opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys |
/opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys | /opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys |
/opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties | /opt/FJSVccm/sys/sys.properties |
例
コピー実行例は、以下のとおりです。
# cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys /opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys # cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys /opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys # cp -p /opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties /opt/FJSVccm/sys/sys.properties
バックアップしておいたAdvancedCopy Manager CCMの環境設定ファイルを削除します。
/opt/FJSVccm/nonclusterディレクトリごと、削除してください。
例
削除の実行例は、以下のとおりです。
# rm -r /opt/FJSVccm/noncluster
クラスタシステムの設定を解除します。
セットアップ時に実施した、クラスタシステムの設定を解除してください。
設定の解除方法は、使用するクラスタシステムのマニュアルを参照してください。
環境設定を引き継ぎます。
クラスタ環境で定義した環境設定ファイルを非クラスタ環境に引き継ぐ場合は、以下の手順で環境設定ファイルをリストアしてください。
クラスタ環境で、環境設定ファイルをバックアップします。
詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。
バックアップした環境設定ファイルを、非クラスタ環境にリストアします。
詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「環境設定ファイルのリストア」にある「クラスタ運用でない場合」を参照してください。
ただし、以下のファイルはリストアしないでください。
/opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys
/opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys
/opt/FJSVccm/sys/sys.properties
/opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys
/opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys
/opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties
アクセスボリュームの情報が変更されている場合は、acarray removeコマンドを実行して装置情報を一旦削除したあと、acarray addコマンドを実行して再登録してください。
共有データ用共有ディスクの、ディレクトリとファイルを削除します。
「11.2.2 カスタマイズ作業詳細」の手順4-cで作成した、共有データ用共有ディスクのディレクトリ配下のすべての資源を削除してください。
停止したクラスタ業務をAdvancedCopy Manager CCM以外で使用する場合は、クラスタ業務を起動します。
クラスタ業務の起動方法は、使用するクラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
以上で、作業は終了です。