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ETERNUS SF Express 16.5 / Storage Cruiser 16.5 / AdvancedCopy Manager 16.5 導入ガイド
FUJITSU Storage

2.2.6 運用に必要な資源(AdvancedCopy Managerマネージャー運用時)

2.2.6.1 動的ディスク容量

ETERNUS SF Managerを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.2.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Windows環境の場合

ディレクトリ名称

必要量
(単位: MB)

説明

環境設定ディレクトリ

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合

(a + 35 × b) / 1024 + e + f

a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数
e: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。

f: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。

バックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合

((a + 35 × b) + (b + 0.5 × c)) / 1024 + e + f

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 × d) / 1024 + e + f

作業用ディレクトリ

1107 + g + 20(注1)

g: 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量。「使用中ロックエラー」1回あたり、バックアップボリュームの個数、業務ボリュームの個数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに、約数百(KB)~2(MB)出力されます。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

ボリューム1個あたりの保存ファイル容量が2MB、「使用中ロックエラー」がn回発生したときのgの計算式
g = (a + b + 2 × c) × 2(MB) × n(回)
Solaris/Linux環境の場合

ディレクトリ名称

必要量
(単位: MB)

説明

/etc/opt

バックアップ運用を実施する場合

  • Symfowareをバックアップしない場合
    (a + 35 × b) / 1024 + 0.4

  • Symfowareをバックアップする場合
    ((a + 35 × b) + (b + 0.5 × c)) / 1024 + 0.4

運用に応じて、必要量を加算してください。

a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数
d: レプリケーション運用に使用する、複製元/複製先ボリュームのペア数

レプリケーション運用を実施する場合

(1.1 × d) / 1024 + 0.4

/var

1106

-

/var/opt

  • クラスタ運用しない場合
    13 + f + g + 20(注1)

  • クラスタ運用する場合
    26 + 4 × e + f + g + 20(注1)

e: 業務数(ローカル業務を含む)です。
f: リポジトリ用データベースの容量です。詳細は「3.1.3 データベース領域の見積り」を参照してください。
g: 共通制御用リポジトリ容量です。詳細は「共通制御用リポジトリの見積り式」を参照してください。
注1: ライセンス管理機能に必要な容量です。

共通制御用リポジトリの見積り式

容量(MB) = 400 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数 + ディスク数 + RAIDグループ数 + ボリューム数) / 100 + (サーバ数 + スイッチ数 + 装置数) × ユーザー数 / 500

  • サーバ数: 管理対象サーバの台数

  • スイッチ数: 管理対象のスイッチの台数

  • 装置数: 管理対象のETERNUS ディスクアレイの台数

  • ディスク数: 管理対象の各ETERNUS ディスクアレイに搭載されているディスク台数の総和

  • RAIDグループ数: 管理対象のRAIDグループ数

  • ボリューム数: 管理対象のボリューム数

  • ユーザー数: Webコンソールを使用するユーザー数(ユーザーアカウント数)

2.2.6.2 メモリ容量

ETERNUS SF Managerを運用するために、インストール対象のサーバに以下のメモリ追加が必要です。

ETERNUS SF Managerの管理可能な環境は、「付録F 管理可能な環境の上限」を参照してください。

なお、インストール対象のサーバでStorage Cruiserマネージャーも運用する場合は、「運用に必要な資源(Storage Cruiserマネージャー運用時)」の「2.2.5.2 メモリ容量」を参照してください。

装置1台のボリューム数が18000を超えるETERNUS DX8000 S3 series, DX8000 S2 seriesを管理する場合は、インストール対象のサーバに、上記のメモリ容量に、さらに、メモリ容量の追加が必要です。メモリの見積り方法および設定方法は、「付録J 大量ボリューム利用時のETERNUS SF Managerのメモリ追加」を参照してください。

注意

スワップを設定してください。容量は、オペレーティングシステムの推奨する値を設定してください。