作成したサブシステムに対して行う設定の手順について説明します。運用系と待機系でそれぞれ行います。
クラスタシステムからネットワークジョブを投入する場合の設定
実行サーバにネットワークジョブを投入する運用の場合に必要な設定を行います。
実行継続モードの指定
スケジュールサーバのフェールオーバ発生後もジョブやジョブネットを継続して実行させる場合に、以下の定義を行います。
【参照先】“jmmodeコマンドによる実行継続モードの指定”
対象のサブシステムに対して操作を行ってください。
参照先の手順1.で実施するSystemwalker Operation Managerのデーモンの停止については、poperationmgrコマンドではなく、以下を実行してください。これにより、対象のサブシステムだけを停止するようにします。
# /bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys サブシステム番号 # /bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys サブシステム番号
参照先の手順2.で実施するjmmodeコマンドには、対象のサブシステム番号を指定してください。参照先の手順では、2つのサブシステムに対する説明になっています。
論理IPアドレスの定義
ジョブ実行制御へ論理IPアドレスの定義を行います。
【参照先】“ジョブ実行制御への論理IPアドレスの設定”
参照先の手順2.の環境設定クライアントは、対象のサブシステム番号を指定して接続してください。
注意
クラスタアプリケーションの作成後に他サーバからポリシー抽出/配付による資産の集約を実施する場合には、本手順は、ポリシー抽出/配付後に実施してください。
ポリシー抽出/配付後に実施する手順については、“5.1 集約作業のながれ”を参照してください。
マスタスケジュール管理機能を使用する場合の設定
マスタスケジュール管理機能を使用する場合に実施してください。
【参照先】“マスタスケジュール管理機能を使用する場合の設定”の “2.運用日管理モードの設定”以降
対象のサブシステムに対して操作を行ってください。
資源の共有ディスクへの移動
資源を共有ディスクへ移動します。
【参照先】“資源の共有ディスクへの移動”の“2ノード相互待機の場合の資源の移動”
対象のサブシステムに対して操作を行ってください。
“移動手順”の1)で実施するSystemwalker Operation Managerのデーモンの停止については、poperationmgrコマンドではなく、以下を実行してください。これにより、対象のサブシステムだけを停止するようにします。
# /bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys サブシステム番号 # /bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys サブシステム番号
セキュリティ情報の自動反映設定
セキュリティ情報を自動反映するための設定を行います。
【参照先】“自動反映の設定”の“セキュリティ情報の自動反映の設定”
対象のサブシステムに対して操作を行ってください。
状態遷移プロシジャの作成
PRIMECLUSTERシステムへ登録する状態遷移プロシジャを作成します。
【参照先】“PRIMECLUSTER Linux版システム固有の手順”の“状態遷移プロシジャの作成”
対象のサブシステム番号のプロシジャだけを作成してください。なお、参照先の手順では、2つのサブシステムに対する説明になっています。
各ノードで管理される情報の統一
クラスタシステムで正常に動作するために、各ノードで管理されている以下の情報を運用系と待機系の間で統一させます。
ジョブフォルダ情報
Consolidation Optionの設定
【参照先】“各ノードで管理される情報の統一”の “Systemwalker Operation Managerの環境定義の統一”