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Systemwalker Operation Manager  Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

3.5.2 ネットワークジョブの依頼ホスト名

ジョブのスケジュールと実行を別のサーバで運用し、ネットワークジョブを利用する運用形態において、複数の業務の実行サーバを1つに集約する場合、ジョブを実行サーバのどのサブシステムで実行させるかを指定する必要があります。

このような、サブシステムに対するネットワークジョブの依頼には、実行サーバのホスト名として“依頼ホスト名”と“サブシステム番号”をそれぞれ指定して依頼する方法もありますが、“依頼ホスト名”と“サブシステム番号”の組み合わせに対して意味のある別名(以降、実行サブシステム名と呼びます)を定義し、その定義された実行サブシステム名を指定してネットワークジョブを依頼することができます。これにより、サブシステムの指定が分かりやすくなります。

また、ネットワークジョブを利用したシステムを1つのサーバ上に移行集約しようとした場合、集約後の依頼ホスト名が変更になることがあるため、ジョブネットまたはジョブごとに依頼ホストを変更する必要がでてきます。他にも、サブシステム番号の指定が必要になる場合に、ジョブネットからのジョブ投入ではサブシステム番号が指定できないなど、移行集約時にはさまざまな問題や手間が発生します。

このような場合にも、実行サブシステム名を利用することで、集約前後で依頼ホスト名やサブシステム番号が変わっても、ジョブネットやジョブの定義を変更することなく容易に移行作業を行うことができるようになります。

実行サブシステム名の定義方法については、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“実行サブシステム名の定義”を参照してください。