本節では、Webコンソールの出力メッセージについて説明します。
【メッセージの意味】
Webコンソールのセットアップに失敗しました。以下の原因が考えられます。
Webコンソールが使用するポートがすでに使用されている
自ホスト名を名前解決できない
その他の問題
【システムの処理】
Webコンソールのセットアップを中断し、インストール処理を継続します。
Webコンソールのセットアップを中断します。
【システム管理者の処置】
Webコンソールが使用するポートがすでに使用されている場合
Webコンソールが使用するポートが使用中であれば、以下の手順を実施してください。
その際、Systemwalker Operation Managerがインストール中であれば、先にインストールを完了させてください。
poperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを停止します。
a.b.のいずれかを行います。
Webコンソールが使用するポートを解放します。
Webコンソールが使用するポートのデフォルト値は、9900~9908です。
Webコンソールが使用するポートを変更します。
mpowebconfig Webサーバ設定変更コマンドに-oオプションを指定して実行し、Webサーバポート定義ファイルを出力させます。
出力したファイルをテキストエディタで開き、ポート番号を別の利用可能なポート番号に変更して保存します。
mpowebconfig Webサーバ設定変更コマンドに手順2.で保存したWebサーバポート定義ファイルを-iオプションで指定して実行します。
mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドを-uオプション指定で実行し、Webサーバの設定を解除します。
mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドをオプションなしで実行し、Webサーバをセットアップします。
soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを起動します。
自ホスト名を名前解決できない場合
自ホスト名を名前解決できない場合は、以下の手順を実施してください。
その際、Systemwalker Operation Managerがインストール中であれば、先にインストールを完了させてください。
poperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを停止します。
hostsファイルやDNSなどの名前解決方法を確認し、自ホスト名の名前解決が成功するように設定します。
mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドを-uオプション指定で実行し、Webサーバの設定を解除します。
mpowebsetup Webサーバセットアップコマンドをオプションなしで実行し、Webサーバをセットアップします。
soperationmgrコマンドで、Systemwalker Operation Managerを起動します。
上記のいずれにも該当しない場合、または上記対処を行っても問題が解決しない場合は、保守情報収集ツールですべての資料を採取して、富士通技術員に連絡してください。
【メッセージの意味】
セットアップ処理がタイムアウトし、Webコンソールのセットアップに失敗しました。
【システムの処理】
Webコンソールのセットアップを中断し、インストール処理を継続します。
Webコンソールのセットアップを中断します。
【システム管理者の処置】
Webサーバのセットアップが必要な場合は、Systemwalker Operation Manager起動後に、mpowebsetup(Webサーバセットアップコマンド)で再度セットアップしてください。
【メッセージの意味】
mpowebsetup(Webサーバセットアップコマンド)が成功しました。
【利用者の処置】
対処する必要はありません。
【メッセージの意味】
mpowebsetupコマンドの正しいパラメタの形式です。
【利用者の処置】
使用方法を確認し、再度、mpowebsetupコマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
mpowebconfig(Webサーバ設定変更コマンド)が成功しました。
【利用者の処置】
対処する必要はありません。
【メッセージの意味】
mpowebconfigコマンドの正しいパラメタの形式です。
【利用者の処置】
使用方法を確認し、再度、mpowebconfigコマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
入力されたファイルが存在しません。
【パラメタの意味】
%1:入力されたファイルのパス
【システムの処理】
Webサーバの設定変更を実行せず、処理を中止します。
【利用者の処置】
%1のファイルが存在するか確認してください。Webサーバポート定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
【メッセージの意味】
入力されたファイルが存在しないか、ファイル形式がWebサーバポート定義ファイルの形式として正しくありません。
【パラメタの意味】
%1:入力されたファイルのパス
【システムの処理】
Webサーバの設定変更を実行せず、処理を中止します。
【利用者の処置】
%1のファイルが、Webサーバポート定義の形式に合致しているか確認してください。Webサーバポート定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
【メッセージの意味】
入力されたファイル内のパラメタとして指定されたポート番号間で、値の重複があります。
【パラメタの意味】
%1:入力されたファイルのパス
%2: 重複しているポート番号の値
複数のポートが該当する場合、“9900, 9901, 9905”のように「,_」(_は半角スペース)で区切って列挙されます。
【システムの処理】
Webサーバの設定変更を実行せず、処理を中止します。
【利用者の処置】
%1のファイルについて、%2のポート番号が複数のパラメタで指定されないようファイルを修正してください。Webサーバポート定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
【メッセージの意味】
Webサーバポート定義ファイルの出力先のファイルパスを開けません。
【パラメタの意味】
%1:ファイルの出力先として指定されたファイルパス
【システムの処理】
処理を中止します。
【利用者の処置】
%1がファイルパスとして正しいか確認してください。正しい場合は、本コマンドの実行ユーザで%1のファイルパスにファイルを作成できるか確認してください。
【メッセージの意味】
Systemwalker Operation Managerが起動しているため、Webサーバの設定変更を開始できません。
【システムの処理】
Webサーバの設定変更を実行せず、処理を中止します。
【利用者の処置】
poperationmgrコマンドを実行して、Systemwalker Operation Managerを停止させてください。