本節では、MpAuditLogOで始まるメッセージについて説明します。
MpAuditLogOで始まるメッセージは、監査ログが出力するメッセージです。
【メッセージの意味】
監査ログ出力を行うための初期化処理に失敗しました。このため、システムが正常に戻るまで監査ログは出力されません。
【パラメタの意味】
file:初期化に失敗した監査ログファイル名
error string:エラーの原因となる詳細情報
【対処方法】
以下の原因が考えられます。エラーが発生したシステムを確認し、それぞれの原因に応じた対処を行ってください。
ログ出力先の設定に誤りがある。
→ mpsetlogsend_omgrコマンドにより、ログ出力が可能な場所に変更してください。
監査ログ出力先のディレクトリが存在しない。
→mpsetlogsend_omgrコマンドにより設定した出力先ディレクトリを作成してください。
監査ログ出力先のディレクトリに書き込みができない。
→監査ログ出力先ディレクトリは、一般ユーザ/Everyoneから書き込める権利が必要です。ディレクトリのパーミッション/権限を確認し、修正してください。
監査ログ出力先のディスク容量がない。
→同じディスク領域に格納されている不要なファイルを削除するか、mpsetlogsend_omgrコマンドにより、別のディスクへ出力するように設定してください。
上記の確認および対処を行った後は、Systemwalker Operation Managerの再起動は必要ありません。
ただし、上記以外の原因で、監査ログ出力先のハードディスクに障害が発生しているときは、ハードディスクの交換、および復旧が必要な場合があります。この場合、システムを停止してください。
なお、エラーの原因が比較的軽いもの(例:ディスク領域がなくなった場合)で、その原因が取り除かれた場合は、以下のメッセージが出力され、自動的に復旧されます。
MpAuditLogO: 情報: 3: 監査ログ出力を再開します。(対象:file)
MpAuditLogO: INFO: 003: The audit log output is restarted. (target:file)
その他のエラーについては、詳細コードを確認し、原因を取り除いてください。
【メッセージの意味】
監査ログ出力時に異常が発生しました。このため、システムが正常に戻るまで監査ログは出力されません。
【パラメタの意味】
file:書き込みに失敗した監査ログファイル名
error string:エラーの原因となる詳細情報
【対処方法】
以下の原因が考えられます。エラーが発生したシステムを確認し、それぞれの原因に応じた対処を行ってください。
監査ログ出力先のディレクトリが削除されている。
→mpsetlogsend_omgrコマンドにより設定した出力先ディレクトリを再作成してください。
監査ログ出力先のディレクトリの書き込み権限が変更されている。
→監査ログ出力先ディレクトリは、一般ユーザ/Everyoneから書き込める権利が必要です。ディレクトリのパーミッション/権限を確認し、修正してください。
監査ログ出力先のディスク容量がない。
→同じディスク領域に格納されている不要なファイルを削除するか、“mpsetlogsend_omgrコマンドにより、別のディスクへ出力するように設定してください。
上記の確認および対処を行った後は、Systemwalker Operation Managerの再起動は必要ありません。
ただし、上記以外の原因で、監査ログ出力先のハードディスクに障害が発生しているときは、ハードディスクの交換、および復旧が必要な場合があります。この場合、システムを停止してください。
なお、エラーの原因が比較的軽いもの(例:ディスク領域がなくなった場合)で、その原因が取り除かれた場合は、以下のメッセージが出力され、自動的に復旧されます。
MpAuditLogO: 情報: 3: 監査ログ出力を再開します。(対象:file)
MpAuditLogO: INFO: 003: The audit log output is restarted. (target:file)
その他のエラーについては、詳細コードを確認し、原因を取り除いてください。
【メッセージの意味】
監査ログの初期化、または出力に失敗した原因が取り除かれ、監査ログの出力ができるようになった場合に出力されます。
【パラメタの意味】
file:再開が可能となった監査ログファイル名
【対処方法】
監査ログが正常に出力されるようになったことを通知するメッセージです。
早急に対処する問題はありません。
ただし、本メッセージが頻繁に出力される場合は、監査ログ出力先のディスク容量の確認、およびディスクに障害が発生していないか、確認することを推奨します。
【メッセージの意味】
インストールに失敗している場合、または、mpsetlogsend_omgrコマンドでの設定に失敗している場合に出力されます。
【パラメタの意味】
file:誤りがある監査ログ出力定義ファイル
section:監査ログ出力定義ファイルで、誤りのあるセクション名
key: 監査ログ出力定義ファイルで、誤りのあるキー名
error string: エラーの原因となる詳細情報
【対処方法】
mpsetlogsend_omgrコマンドで、監査ログの出力を設定し直してください。インストールに失敗している場合は、Systemwalker Operation Managerを再インストールまたは富士通技術員に連絡してください。
【メッセージの意味】
監査ログの出力設定が、mpsetlogsend_omgrコマンドにより更新されました。監査ログは出力されます。
【パラメタの意味】
log name:対象となる監査ログの名称
OMGRLog(Systemwalker Operation Managerの監査ログ)
【メッセージの意味】
監査ログの出力設定が、mpsetlogsend_omgrコマンドにより更新されました。監査ログは出力されません。
【パラメタの意味】
log name:対象となる監査ログの名称
OMGRLog(Systemwalker Operation Managerの監査ログ)