機能説明
本コマンドは、休日カレンダー情報を登録/変更/削除します。
記述形式
[登録/変更の場合] |
オプション
休日情報制御文を格納したファイル名を指定します。
休日情報制御文の詳細については、“休日情報制御文”を参照してください。
削除する休日カレンダー(システムカレンダー“SYSTEM_CALENDAR”以外)の休日カレンダー名を指定します。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\bin |
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
管理サーバで実行可能です。
休日情報制御文
休日情報制御文は、休日情報を設定する制御文です。
記述形式
HOL ---------- (1) |
注) calendarnameオペランドは、HOLキーワードのすぐ後に指定してください。
(*) :必ず指定してください。
(**):(**)の付いたオペランドのうち両方またはどちらかを指定してください。
制御文の説明
(1) HOL
休日情報制御文の開始を表すキーワードです。
(2) 休日カレンダー名
休日カレンダー名(システムカレンダー“SYSTEM_CALENDAR”またはシステムカレンダー以外の休日カレンダー名)を、24バイト以内で指定します。
/?*;,\”<>|:空白、半角カナ、およびユーザー定義文字を指定することはできません。すでに設定済みの休日カレンダー名を指定した場合は、以前の設定情報が更新されますので注意してください。
(3) 年設定
休日を設定する西暦を半角数字4文字で指定します。
今年、来年および再来年の3年分まで指定できます。毎年同じパターンの休日を指定する場合は、“EVERY”を指定します。
年設定指定例
今年が2011年の場合、今年および来年を指定する例を以下に示します。
yearset 2011,2012 |
(4) 月設定
休日を設定する月を半角数字で指定します。複数指定する場合は、“3,5,10,…”の形式で指定します。
毎年同じパターンの休日を指定する場合は、“EVERY”を指定します。
(5) 日設定
休日を設定する日付を半角数字で指定します。複数指定する場合は、“1,2,15,…”の形式で指定します。
(6) 曜日設定
休日を曜日単位で指定します。曜日を表す英単語の先頭3文字を半角文字で指定します。複数指定する場合
は、“SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT”の形式で指定します。
(7) 日設定解除
特定の日だけ、休日設定を解除する場合に指定します。半角文字で“YYYY,MM,DD(,DD)”の形式で指定します。日設定解除には、“EVERY”を指定することはできません。
日設定解除指定例
指定例を以下に示します。
2011年10月1日の休日設定を解除する場合
daycancel 2011,10,01 |
2011年10月1日、および15日の休日設定を解除する場合
daycancel 2011,10,01,15 |
2011年10月1日、および11月20日の休日設定を解除する場合
daycancel 2011,10,01 |
2011年10月8日、および2012年11月25日の休日設定を解除する場合
daycancel 2011,10,08 |
休日情報制御文指定例
以下の年月日を休日として設定する例を以下に示します。
2011年10月1日
2011年11月25日
HOL |
注意事項
“月設定”は、“年設定”の後に指定してください。
“日設定”および“曜日設定”は、“月設定”の後に指定してください。
複数の休日パターンを指定する場合、“年設定”および“月設定”の組合せを1つの休日パターンとし、その組合せを必要なだけ指定してください。
スケジュール定義が引用中の休日カレンダーを削除することはできません。
本コマンドでは、休日カレンダーを上書きして再作成します。更新前の情報は引き継がれないため、必要な情報は制御文にすべて記述する必要があります。
スケジュール定義が引用中の休日カレンダーを変更した場合、スケジュール定義の起動日は変更された休日カレンダーをもとに再設定されます。休日カレンダーの変更後にスケジュール定義の起動日(特定日の設定)を確認・修正してください。
本コマンドは、休日カレンダーの変更をサーバに依頼するだけのものです。コマンドの実行が完了しても、サーバ上の、各スケジュール定義の起動日へ、変更内容の反映が完了していることを保証するものではありません。そのため、本コマンドの完了後、しばらく経過してから、各スケジュール定義の起動日に反映される場合があります。
本コマンドでは登録済みの休日カレンダーと同名の休日カレンダーを登録する場合、上書きして再作成します。そのため、登録済みの休日カレンダーは新たに作成した内容になります。