機能説明
ファイルに記述された構成アイテムをCMDBにインポートします。入力ファイルの形式は、XML形式か、CSV形式のいずれかの形式を使用することができます。
次項で説明するエクスポートコマンドと組み合わせて利用することにより、既存の構成アイテムをCMDBからエクスポートして、編集したあとにインポートするという方法で、構成アイテムの更新や追加ができます。
記述形式
【Windows】
ciimport.exe -x XML形式ファイル |
ciimport.exe -c CSV形式ファイル -r 変換ルールファイル [-o 出力ファイル] |
ciimport.exe -i |
【Linux】
ciimport.sh -x XML形式ファイル |
ciimport.sh -c CSV形式ファイル -r 変換ルールファイル [-o 出力ファイル] |
ciimport.sh -i |
オプション
登録する構成アイテムが記述されたXML形式ファイルを指定します。以下に、構成アイテムタイプ“LogicalServer”を登録する例を示します。
ポイント
2行目のentitiesは、上記の例のとおり定義します。
3行目のItem Typeは、対象となる構成アイテムタイプを設定してください。名前空間(xmlns)は上記の例のとおり定義してください(2カ所あります)。構成アイテムタイプの詳細については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。
4行目のRecord Typeは、設計レコードの場合は“expected”、実態レコードの場合“observed”を設定します。
5行目の<!—- CI START -->から<!—- CI END -->までが構成アイテムの定義です。構成アイテムの定義については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。
登録する構成アイテムが記述されたCSV形式ファイルを指定します。
以下に、CSVファイルの例を示します。
"LogicalServer","expected","192.168.0.1","cmdb-manager","192.168.0.1", "NIC1", "CPU1" |
CSV形式ファイルを登録する場合、変換ルールファイルを指定する必要があります。
以下に、上記CSVファイルを構成アイテムタイプ“LogicalServer”にマッピングする例を示します。
xmlns:cmdb=http://federation.service.cmdb.fujitsu.com/xsd |
ポイント
1行目、2行目の名前空間(xmlns)は、上記の例のとおり定義します。
3行目以降は、CSVデータのカラム位置と構成アイテム形式との対応を定義しています。例えば、CSVの5カラム目の情報は、構成アイテム形式のipAddress属性と対応付けられます。構成アイテムの定義については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。
指定されたCSV形式ファイルを、指定された変換ルールファイルを用いてXML形式に変換した結果を出力するファイルを指定します。本オプションを省略した場合は、変換後のXML形式の内容でインポートされます。
CMDBに登録済みの実態レコード(observed)の情報を元に、設計レコード(expected)を生成し、インポートします。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcmdbm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)の権限が必要です。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
CSV形式とXML形式以外のファイル形式は使用できません。
複数の入力ファイルを指定することはできません。