Web-Based Admin Viewで使用するネットワークアドレス(IPアドレス)は、Web-Based Admin Viewのインストール時に、"uname -n"実行時に出力されるノード名に対応するIPアドレスが自動的に設定されます。
Web-Based Admin Viewが使用するネットワークアドレスには、以下の2つの用途があります。
自ホストを識別するためのIPアドレス/ホスト名(mip)
管理サーバと監視ノード間の通信で使用する
クライアント向けに使用するIPアドレス(httpip)
WWWサーバのIPアドレス
通常、これらのIPアドレスは、同一のアドレスです。しかし、Web-Based Admin Viewで使用するネットワークの分離を行いたい場合には、それぞれ違ったIPアドレスを設定することもできます。
ネットワークの分離については、"7.5 管理サーバにおけるネットワークの分離"を参照してください。
これらのIPアドレスを変更する場合には以下の手順で行います。
Web-Based Admin Viewの停止
"6.1 停止"を参照し、IPアドレスを変更する管理サーバもしくは監視ノードのWeb-Based Admin Viewを停止します。
IPアドレス、またはホスト名の設定
以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <自ホストを識別するためのIPアドレス、またはホスト名>
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <クライアント向けに使用するIPアドレス>
例えば、<自ホストを識別するためのIPアドレス、またはホスト名>を"100.100.100.100"に変更する場合は、
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip 100.100.100.100
と実行します。
同様に、<クライアント向けに使用するIPアドレス>を"100.100.100.100"に変更する場合は、
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip 100.100.100.100
と実行します。
管理サーバの変更
変更した監視ノードが管理サーバの場合には、"7.3 管理サーバの変更"を参照して管理サーバの設定を変更してください。
Web-Based Admin Viewの再起動
"6.2 再起動"を参照し、IPアドレスを変更した管理サーバまたは監視ノードのWeb-Based Admin Viewを再起動します。
注意
<自ホストを識別するためのIPアドレス>と<クライアント向けに使用するIPアドレス>が異なる場合は、<自ホストを識別するためのIPアドレス>に対する変更は不要となる場合があります。なお、httpipは<クライアント向けに使用するIPアドレス>、mipは<自ホストを識別するためのIPアドレス>を意味します。
Web-Based Admin View の環境変数 mip に設定されている値が、ホスト名である場合は名前解決できるホスト名を指定してください。
プライマリ管理サーバ、セカンダリ管理サーバ、およびhttpipに設定できるのは、IPアドレスのみです。