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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

5.23 rcxstorage

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxstorage - ストレージの運用系/待機系切替えスクリプトまたはDisaster Recoveryディスクリソース対照表の作成

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxstorage - ストレージの運用系/待機系切替えスクリプトまたはDisaster Recoveryディスクリソース対照表の作成


形式

rcxstorage [-failover|-failback] -storageunit unit_name -file file -outfile outfile
rcxstorage -recovery -mode [prepare|mapping] -file file -outfile outfile

機能説明

rcxstorage -failover|-failback は、ストレージの運用系/待機系を切り替えるスクリプトと、物理L-Serverの電源操作を行うスクリプトを作成するためのコマンドです。

rcxstorage -recoveryは、Disaster Recoveryで使用するディスクリソース対照表を作成するためのコマンドです。


オプション

-failover|-failback
-recovery

-modeと併せて指定すると、Disaster Recovery機能を実行します。

-storageunit unit_name

運用系のストレージ装置を指定します。

  • ストレージ装置がETERNUS、EMC CLARiX、またはEMC VNXの場合

    unit_nameにストレージ装置のIPアドレスを指定してください。

  • ストレージ装置がEMC Symmetrix DMXまたはEMC Symmetrix VMAXの場合

    unit_nameにストレージ装置のSymmIDを指定してください。

-mode [prepare|mapping]

prepareを指定すると、運用側のマネージャーの構成情報から、ディスクリソースの情報を抽出します。

mappingを指定すると、運用側の構成情報と待機側の構成情報を照合して、ディスクリソースの対照表を作成します。

-file file
  • -failoverまたは-failbackの場合

    レプリケーション定義ファイルのフルパス名を指定します。

  • -mode prepareの場合

    レプリケーション定義ファイルのフルパス名を指定します。

  • -mode mappingの場合

    運用側の構成情報のファイルをフルパスで指定します。

レプリケーション定義ファイルは、rcxrepdefコマンドを使用して作成します。rcxrepdefコマンドについては、「5.22 rcxrepdef」を参照してください。

-outfile outfile
  • -failoverの場合

    failoverスクリプトのフルパス名を指定します。

  • -failbackの場合

    failbackスクリプトのフルパス名を指定します。

  • -mode prepareの場合

    運用側の構成情報ファイルのフルパス名を指定します。

  • -mode mappingの場合

    ディスクリソース対照表のフルパス名を指定します。

failoverスクリプトまたはfailbackスクリプトのファイル名は、outfileで指定したファイル名で作成されます。物理L-Serverを停止するスクリプトは、outfileで指定したファイル名の拡張子を除いた部分の末尾に文字列"_power_off"を付加したファイル名で作成されます。物理L-Serverを起動するスクリプトは、outfileで指定したファイル名の拡張子を除いた部分の末尾に文字列"_power_on"を付加したファイル名で作成されます。

  • outfileにC:\temp\command.batを指定した場合

    スクリプトファイルの種類

    作成されるスクリプトのファイル名

    failoverスクリプトまたはfailbackスクリプト

    C:\temp\command.bat

    物理L-Serverを停止するスクリプト

    C:\temp\command_power_off.bat

    物理L-Serverを起動するスクリプト

    C:\temp\command_power_on.bat

すでにファイルが存在する場合、スクリプトの作成に失敗します。新規に作成するファイル名を指定してください。

出力されるスクリプトファイルは、本コマンドの動作環境がWindowsの場合はバッチファイル、Linuxの場合はシェルスクリプトになります。スクリプトファイルの名前は、バッチファイルの拡張子やシェルスクリプトの拡張子を考慮して指定してください。