名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm tenant - テナントの操作
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm tenant - テナントの操作
形式
rcxadm tenant create -file file.xml [-nowait] rcxadm tenant delete -name name [-nowait] rcxadm tenant list [-name name] rcxadm tenant show -name name rcxadm tenant modify -name name {[-display_name display_name] [-mail mail_address] [-global pool,...] [-cut_off_date cut_off_date] [-accounting_mail accounting_mail_address] [-attr attr[,attr[...]]]} [-nowait]
rcxadm tenant lockrsc -name name
rcxadm tenant unlockrsc -name name
機能説明
rcxadm tenantは、テナントの管理と操作をするためのコマンドです。
サブコマンド
テナントを作成します。
テナントと同名のユーザーグループを作成します。ユーザーグループのロールはtenant_adminで、アクセス範囲は作成するテナントです。
テナントを作成できる位置はルートフォルダーです。
指定されたテナントおよびテナントと同名のユーザーグループを削除します。
以下の場合には、テナントを削除できません。
テナント配下にL-Platformが作成されている場合
テナントと同名のユーザーグループにユーザーが所属している場合
また、対象のテナントに対するロールだけが設定されている、ユーザーグループとユーザーが削除されます。
テナントの一覧を表示します。
"フォルダー操作"の定義ファイルの設定で、登録中のリソースを除外して表示することができます。デフォルトでは、登録中のリソースも表示されます。"フォルダー操作"の定義ファイルについては、「3.5 rcxadm folder」を参照してください。
以下の情報が表示されます。
オプションに-nameを指定しない場合
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | テナント名 |
LABEL | テナントのラベル |
オプションに-nameを指定した場合
項目名 | 内容 |
---|---|
TYPE | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの種別 |
NAME | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの名前 |
LABEL | リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースのラベル |
テナントの詳細情報を表示します。
以下の情報が表示されます。
項目名 | 内容 |
---|---|
NAME | テナント名 |
LABEL | テナントのラベル |
COMMENT | テナントのコメント |
GLOBAL POOL | グローバルプール名 |
以下のどれかを変更します。1つは必ず指定します。
テナントの表示名
メールアドレス
グローバルプールの定義
締め日
課金送付先メールアドレス
テナント構成情報
テナント内のL-Platformが使用している以下のリソースに対して、いくつかの操作が禁止されます。
ネットワークリソース
アドレスセットリソース
ディスクリソース
仮想ストレージリソース
禁止される操作については、「DRオプション 説明書」の「2.3 切替え単位」をご確認ください。
lockrscオプションで特定のリソースへ設定した、操作の禁止を解除します。
オプション
file.xmlには、登録する1つ以上のテナントの情報を定義したXMLファイルを指定します。複数のテナントの登録でエラーが発生した場合はすべてのテナントの処理が完了していません。エラー要因を取りのぞき、再度実行してください。
XMLファイルの定義については、「15.12 テナント」を参照してください。
サブコマンドで指定した操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。
nameには、操作対象のテナント名を指定します。
display_nameには、テナントの表示名を指定します。
mail_addressには、テナントの管理者のメールアドレスを指定します。
poolには、テナントのグローバルプールに定義するリソースプール名を指定します。リソースフォルダー配下にあるリソースプールを指定する場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。複数のリソースプールを指定する場合、カンマ(",")で区切って指定します。
cut_off_dateには、締め日を指定します。
accounting_mail_addressには、課金送付先のメールアドレスを指定します。
attrには、以下の形式でテナント構成情報を指定します。複数個指定する場合は、カンマ(,)で区切ってください。
name=value[,name=value,...] |
name, valueに指定できる値は、「15.12 テナント」の「表15.22 テナント構成情報の項目」を参照してください。
使用例
テナント情報の一覧を表示する場合
>rcxadm tenant list <RETURN> NAME LABEL ---- ----- /Tenant01 - /Tenant02 - >rcxadm tenant list -name Tenant01 <RETURN> TYPE NAME LABEL ---- ---- ----- Pool AddressPool02 - Pool ImagePool02 - Pool NetworkPool02 - Pool ServerPool02 - Pool StoragePool02 - Pool VMHostPool02 - LServer lserver02 l_server 2 |
テナントの詳細情報を表示する場合
>rcxadm tenant show -name TenantA <RETURN>
name : tenantA
label : tenant A
comment : comment_A
global pool : /VMHostPool
global pool : /NetworkPool
global pool : /AddressPool |