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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

4.4.2 prdsexecコマンド

4.4.2.1 [機能]

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能を利用する場合に指定するコマンドです。

帳票定義情報の定義内容にしたがって帳票に配置する入力データを抽出し、CSV形式のデータファイル(項目名ラベル付きデータ)に出力したり、抽出した入力データを利用して帳票を出力したりできます。

4.4.2.2 [記述形式]

以下に、コマンドの記述形式を示します。

[  ]は、省略できることを示します。

オプション1、オプション2、オプション3…には、prdsexecコマンドのオプションを記述します。

prdsexec      [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …

コマンド指定時の留意事項

【Windows版】を使用する場合
【Solaris版】を使用する場合

ファイル、ファイルの格納先の指定に関する留意事項

4.4.2.3 [オプション一覧]

以下に、prdsexecコマンドのオプション一覧を示します。

表4.9 prdsexecコマンドのオプション一覧

オプション

【アプリケーションサーバの
オペレーティングシステム】
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L:Linux
○:サポート
-:未サポート

W

W64

S

L

-csv

"出力データファイル名"(*1)

-w

"帳票名"(*2)

-assetsdir

帳票格納ディレクトリ

-v

"XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有の情報"(*2)

-dsinfofile

"XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有情報ファイル名"(*2)

-datacode

出力データの文字コード系

-command

コマンドライン(*1)

*1:
出力する方法によって必須オプションが異なります。以下に項目名ラベル付きデータファイルを出力する場合と帳票を出力する場合での必須オプションの違いを示します。
    ‐項目名ラベル付きデータファイルを出力する場合
        -csvオプション
    ‐帳票を出力する場合
        -commandオプション

*2:
出力する方法によって必須オプションが異なります。以下に1つの帳票を出力する場合とマルチフォーム出力する場合での必須オプションの違いを示します。
    ‐1つの帳票を出力する場合
        -wオプション
        -vオプション
    ‐マルチフォーム出力する場合
        -dsinfofileオプション

4.4.2.4 [説明]

オプションについて説明します。

なお、オプションは、使用するオペレーティングシステムによって機能範囲や留意事項などが異なる場合があります。


-csv "出力データファイル名"

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能を利用して抽出したデータを、CSV形式のファイルとして出力する場合に、出力する項目名ラベル付きデータファイル名をフルパスで指定します。

項目名ラベル付きデータファイル名は、全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲み、以下の範囲で指定してください。

  • 【Windows版】の場合

    259バイト以内のフルパスで指定します。

  • 【UNIX 系OS 版】の場合

    1023バイト以内のフルパスで指定します。

生成されるCSVファイルは、マルチフォーム用のデータファイルとして帳票名がCSVファイルの各行の先頭に付加されて生成されます。

注意

  • 項目名ラベル付きデータファイルを出力する場合は、このオプションを指定する必要があります。

  • このオプションで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。


-w "帳票名"

出力する帳票の帳票名を指定します。

帳票名は、全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。

注意

  • 1つの帳票を出力する場合は、必ずこのオプションで帳票名を指定してください。


-assetsdir 帳票格納ディレクトリ

帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。【Solaris版】の場合は、512バイト以内で指定してください。

このオプションを省略すると、以下のディレクトリの指定が有効になります。

【Windows版】の場合

アプリケーションサーバの環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります。

なお、List Creatorデザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます。

【Solaris版】の場合

prsetassetsdirコマンドで設定した帳票格納ディレクトリが有効になります。

注意


-v "XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有の情報"

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能を利用する場合に、帳票に配置する入力データの抽出条件となる固有情報を指定します。

固有情報は、「キー名=値」の形式を「\"」で囲んで指定します。複数指定する場合は、各固有情報を「セミコロン(;)」で区切って指定します。

このオプションを指定する場合は、必ずオプション全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んでください。

固有情報の詳細(キーの種類や指定値など)については、以下のマニュアルを参照してください。

  • オンラインマニュアル“XBRLデータ対応機能編”

  • オンラインマニュアル“Navigator連携機能編”

注意

  • 1つの帳票を出力する場合は、必ずこのオプションで抽出条件となる固有情報を指定してください。

  • マルチフォーム出力する場合は、-dsinfofileオプションで指定(固有情報をファイルとして作成)してください。

  • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有情報の末尾には、「セミコロン(;)」を指定しないでください。

  • キー名、値には、「イコール(=)」、および「セミコロン(;)」を指定しないでください。

以下に、指定例を示します。

  • 固有情報を1つ指定する場合

    -v "\"キー名=値\""

  • 固有情報を複数指定する場合

    -v "\"キー名=値\";\"キー名=値\";\"キー名=値\""


-dsinfofile "XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有情報ファイル名"

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能を利用する場合に、帳票に配置する入力データの抽出条件となる固有情報を定義した「XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有情報ファイル」のファイル名をフルパスで指定します。

「"帳票名"="XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有の情報"」の形式で指定し、それぞれ「ダブルクォーテーション(")」で囲みます。複数指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。

XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能固有情報ファイルの詳細(記述形式や指定値など)については、以下のマニュアルを参照してください。

  • オンラインマニュアル“XBRLデータ対応機能編”

  • オンラインマニュアル“Navigator連携機能編”

注意

  • マルチフォーム出力する場合は、必ずこのオプションでXBRLデータ対応機能/Navigator連携機能ファイル名を指定し、データの抽出条件である固有情報をファイルとして作成してください。

  • -wオプションが指定されている場合、このオプションを指定するとエラーになります。


-datacode 出力データの文字コード系

出力データファイル(-csvオプションを指定して出力されたファイル)の文字コード系を指定します。

SJIS:

Shift-JIS

UCS2LE:

UNICODE(UTF16リトルエンディアン)

UCS2BE:

UNICODE(UTF16ビッグエンディアン)

UTF8:

UNICODE(UTF8)

このオプションを省略すると、「SJIS」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションは、Navigator連携機能利用時は、未サポートです。

  • このオプションで文字コード系を指定する場合は、必ず半角大文字で指定してください。


-command コマンドライン

帳票を出力する場合の帳票出力コマンドのコマンド名とそのコマンドの各オプションを指定します。

以下に、このオプションで指定できる帳票出力コマンドを示します。

  • 帳票出力コマンド (prprint)

  • リモート帳票出力コマンド(prputprt)

  • コネクタ連携コマンド(prputex)

注意

  • このオプションは、prdsexecコマンドで指定するオプションの末尾に指定してください。

  • このオプションで帳票を出力する場合、必ず項目名ラベル付きデータのマルチフォーム形式での印刷処理が実行されます。

  • 帳票出力コマンド(prprint)のオプションとして、以下のオプションは指定しても無効となります。

    帳票名:出力対象となる帳票名

    -assetsdir:帳票格納ディレクトリ

    -indatacode:入力データの文字コード系

    -f:データファイル名 (*1)

    -grpdelimit:マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字

    -grpbytes:マルチフォーム用帳票名データフィールド長

    -gcbform:組合せフォーム出力指定

    -gcbfile:組合せフォーム定義ファイル名

    -atlabeldata:項目名ラベル付きデータファイル指定

    -y:接続先DBタイプ

    *1:【Solaris版】の場合、存在しないファイル名を指定した場合、エラーとなります。

  • リモート帳票出力コマンド(prputprt)のオプションとして、以下のオプションは指定しても無効となります。

    -s:”帳票名”

    -d:転送帳票格納ディレクトリ

    -indatacode:入力データの文字コード系

    -n:転送データファイル名

    -lcform:マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の転送帳票名

    -grpdelimit:マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字

    -grpbytes:マルチフォーム用帳票名データフィールド長

  • コネクタ連携コマンド(prputex)のオプションとして、以下のオプションは指定しても無効となります。

    -s:”帳票名”

    -d:転送帳票格納ディレクトリ

    -indatacode:入力データの文字コード系

    -n:転送データファイル名

    -lcform:マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時の転送帳票名

    -grpdelimit:マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字

    -grpbytes:マルチフォーム用帳票名データフィールド長

  • リモート帳票出力コマンド(prputprt)またはコネクタ連携コマンドを指定する場合、-bオプションを指定するとエラーとなります。

4.4.2.5 [記述例]

prdsexecコマンドの記述例については、以下を参照してください。

4.4.2.6 [復帰値

以下に復帰値を示します。

復帰値

意味

0

帳票の出力または項目名ラベル付きデータファイルの生成が正常に終了した。

-1

帳票の出力または項目名ラベル付きデータファイルの生成中にエラーが発生した。

4.4.2.7 [注意