コマンド実行時には、次の環境変数を設定してください。
LD_LIBRARY_PATH
PATH
LANG
OA_EUCTYPE(XBRLデータ対応機能を利用する場合のみ)
注意
コマンドをコマンドラインから実行する場合は、BourneシェルまたはCシェル上で実行してください。これ以外のシェルで実行すると、コマンドオプションで指定する日本語が正しく解釈されず、正しく動作しない場合があります。
List Creatorのライブラリ格納フォルダを指定する環境変数です。
この環境変数は、必ず指定してください。
この環境変数にList Creatorの以下のライブラリ格納フォルダが最優先になるように追加してください。
「/opt/FJSVoast/lib」
「/opt/FJSVnavac/lib」(Navigator連携機能を使用する場合のみ)
「/opt/FJSVoastw/lib」(OWFファイルを生成する場合のみ)
「/etc/opt/FJSViconv/lib」(Charset Managerを使用する場合のみ)
libjvm.soが存在するパス(XBRLデータ対応機能を使用する場合のみ)
例:
Java環境としてInterstage Application Server Enterprise Editionを使用している場合
「/opt/FJSVawjbk/jdkl4/jre/lib/sparc/server」
以下に、指定例を示します。
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVoast/lib:/opt/FJSVnavac/lib:/opt/FJSVoastw/lib:/etc/opt/FJSViconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH |
List Creatorのコマンド格納フォルダを指定する環境変数です。
コマンド名だけで実行したい場合は、この環境変数に以下のList Creatorのコマンド格納フォルダを追加してください。
「/opt/FJSVoast/bin」
なお、コマンドをフルパスで実行する場合は、この環境変数を指定する必要はありません。
以下に、指定例を示します。
PATH=/opt/FJSVoast/bin:$PATH |
コマンドの実行環境の文字コード系(コマンドがコマンドオプション、帳票などを扱うときの文字コード系)を指定する環境変数です。
この環境変数は、必ず指定してください。
指定できる値(*1) | 意味 |
---|---|
ja(*2) | EUCコード系であることを示します。 |
ja_JP.PCK(*3) | Shift-JISコード系であることを示します。 |
ja_JP.UTF-8 | UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。 |
*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。
*2:
「ja」または「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。なお、「ja」または「ja_JP.eucJP」のどちらを指定しても、動作に違いはありません。
*3:
Navigator連携機能を使用する場合は、必ず「ja_JP.PCK」を指定してください。
以下に、指定例を示します。
LANG=ja_JP.UTF-8 |
LANG=ja_JP.PCK |
注意
Navigator連携機能を利用する場合は、Shift-JISコード系のみサポートとなります。
文字コード系にEUCコード系を指定した場合、EUCコード種別を指定する環境変数です。
環境変数LANGにEUCコード系(「ja」または「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。
なお、環境変数LANGにShift-JISコード系(「ja_JP.PCK」)またはUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」など)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。
指定できる値 | 意味 |
---|---|
u90(*1) | EUC(U90)コード系であることを示します。 |
s90(*1) | EUC(S90)コード系であることを示します。 |
*1:必ず小文字で指定してください。
以下に、指定例を示します。
LANG=ja_JP.eucJP |
LANG=ja_JP.eucJP |
注意
入力データに合わせて、帳票の文字コード系の変換、およびコマンドオプションの指定をする必要があります。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の資源の準備と配置に関する記載を参照してください。