スタンドアロン型とは、アプリケーションサーバと帳票出力サーバを同一コンピュータで運用する形態です。設計した帳票定義情報や帳票の出力時に必要な帳票資源を配置先コンピュータに配置します。ここでは、配置先コンピュータは、「アプリケーションサーバ/帳票出力サーバ」になります。
以下に、スタンドアロン型(【UNIX系OS版】の場合)の資源の配置方法について説明します。
図8.7 帳票資源の配置方法(スタンドアロン型(【UNIX系OS版】の場合))
●準備する資源
準備する資源は、“表8.1 準備する資源”を参照してください。
なお、資源の格納先は、ユーザアプリケーションなどで指定できます。
●帳票資源の配置手順
以下に、資源を「アプリケーションサーバ/帳票出力サーバ」に配置する手順を示します。
帳票資源の文字コード系を統一する
入力データに合わせて帳票定義情報の文字コード系を変換します。
以下の表にしたがって、帳票を設計したWindows上で、List Creatorの帳票コード変換機能を使用して、帳票定義情報を文字コード変換してください。
⇒“表17.30 帳票資源の文字コード系と環境変数の設定(スタンドアロン型(Solaris上))”
⇒“表17.31 帳票資源の文字コード系と環境変数の設定(スタンドアロン型(Linux上))”
帳票コード変換機能の詳細については、以下を参照してください。
⇒“8.4 帳票コード変換”
同様に、ユーザアプリケーションの実行環境の文字コード系、情報ファイル、および組合せフォーム定義ファイルの文字コード系を統一します。
帳票格納ディレクトリを作成する
配置先コンピュータに帳票定義情報を格納するディレクトリを作成します。帳票を設計したコンピュータとディレクトリ名が異なっていても構いません。
オーバレイを使用する場合は、配置先の帳票格納ディレクトリ配下にオーバレイ格納ディレクトリ(kol5)も作成します。
なお、作成した帳票格納ディレクトリは、List Creatorの環境設定、または帳票出力時に指定してください。
注意
帳票定義情報をUNIX系OSへ配置する場合、オーバレイファイル(拡張子「.ovd」のファイル)だけは、帳票格納ディレクトリ配下のオーバレイ格納ディレクトリ(kol5)配下に配置してください。
帳票資源を配置する
ユーザアプリケーションをアプリケーションサーバ/帳票出力サーバに配置します。
帳票定義情報を配置先コンピュータの帳票格納ディレクトリに配置します。
オーバレイファイル(拡張子「.ovd」のファイル)は、帳票格納ディレクトリ配下のオーバレイ格納ディレクトリ(kol5)配下に配置します。
データファイルを配置する場合は、アプリケーションサーバに配置します。
以下の帳票資源を使用する場合は、これらの資源も配置先コンピュータに配置します。
メディアデータファイル
情報ファイル
PDFファイルに添付するファイル
PDFメール配信時のメールに添付するファイル
PDFメール配信時に使用するメールのテンプレートファイル
XBRL タクソノミー(帳票設計時に使用したもの)
XBRLインスタンス
組合せフォーム定義ファイル
項目属性切替え定義ファイル
帳票をテスト印刷する
帳票を印刷する場合は、実際に使用するプリンタを使用して、prtestコマンドで帳票様式のレイアウトをテスト印刷し、出力結果を確認します。
詳細は、以下を参照してください。
ポイント
組合せフォーム出力する場合は、テスト印刷で出力結果を確認することはできません。
帳票設計時に組合せフォーム一覧からプレビューし確認するか、または、prprintコマンドなどを使用して出力結果を確認してください。