OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と直接連携し、データベース(Oracle)に格納されたデータを入力データとする場合に必要な情報を設定します。データファイルを使用する場合は、変更不要です。
図9.11 データ定義画面のDB連携タブ
ポイント
以下の設定は、帳票の出力時に指定することもできます。その場合、帳票出力時の指定が優先されます(帳票出力時の指定にしたがって出力されます)。
接続先名
ユーザ名
タイムアウト時間
帳票出力時の指定、および指定の優先順序については、オンラインマニュアル“旧機能編”を参照してください。
入力データの種別を指定します。
データファイルを使用します。
Oracleデータベースにアクセスします。
このタブで「Oracle」を選択してある場合でも、帳票の出力時にテスト用のデータファイルを使用して帳票を出力することもできます。
注意
[環境定義]タブの入力データ形式に「XML形式」を指定した場合、「DBタイプ」に「Oracle」を指定できません。
データベース(Oracle)に接続するときのユーザ名を指定します。
ポイント
データベース(Oracle)に接続するときのパスワードも指定できますが、この画面では指定できません。パスワードは帳票の出力時に指定してください。
詳細については、オンラインマニュアル“旧機能編”を参照してください。
データベース(Oracle)に接続するときのタイムアウト時間を指定します。
データベース(Oracle)からのデータの抽出が完了するまで待ち合わせます。
タイムアウト時間(分)を指定します。
集計表形式でRH(レポート頭書き)パーティションが定義されている帳票レイアウト情報の場合のみ、データベース(Oracle)からRH(レポート頭書き)パーティション用のデータを抽出するためのSQLのSELECT文を指定します。1行は2Kバイト以内で記述してください。複数行記述することもできます。RH(レポート頭書き)パーティション用のデータをデータベース(Oracle)から抽出する必要がない場合(SET演算子やレコード域共用などでデータが取得できる場合)は、省略できます。
データベース(Oracle)からデータを抽出するためのSQLのSELECT文を指定します。データベース(Oracle)と連携する場合は、必ず指定してください。1行は2Kバイト以内で記述してください。 複数行記述することもできます。なお、集計表形式でRH(レポート頭書き)パーティションが定義されている帳票レイアウト情報のRH(レポート頭書き)パーティション用のデータについては、「SELECT文(レポート頭書き)」で指定します。
「SELECT文(レポート頭書き)」、「SELECT文」にSELECT文を定義するときの留意事項を以下に示します。
SELECT文の記述形式は、データベース(Oracle)の仕様にしたがいます。
SELECT文は1つだけ指定できます。
[データ定義(レポート頭書き)]タブのデータ項目のうち、入力データを受け取るデータ項目と「SELECT文(レポート頭書き)」の項目の順序を合わせます。また、[データ定義]タブのデータ項目のうち、入力データを受け取るデータ項目と「SELECT文」の項目の順序を合わせます。
SELECT文は改行コードを含めて複数行に渡って記述できます。
変数 「%」 を使用できます(複数個指定できます)。
ここでは、SELECT文中に文字「#」、ワイルドカード「%」は使用できません。文字「#」、ワイルドカード「%」を使用したい場合は、SELECT文に変数「%」を指定し、帳票の出力時に置換文字列として「#」「%」を指定してください。
以下に、変数「%」の指定例を示します。この例では、データ定義画面の[DB連携]タブでSELECT文に変数「%」を指定し、prprintコマンドでの帳票の出力時にSELECT文の「%」を文字定数「第一開発部%」に置換しています。
SELECT 部署名,名前 FROM 社員マスタ WHERE 部署名 LIKE ’%’;
SELECT 部署名,名前 FROM 社員マスタ WHERE 部署名 LIKE ’第一開発部%’;