最初に帳票の表紙として出力されるRHパーティションを、以下の手順で定義します。
RHパーティションのグリッドを設定します
項目を定義します
パーティションを非表示にします
●RHパーティションのグリッドを設定します
下敷きイメージに合わせて、項目を配置しやすいようにグリッドを設定します。
RHパーティションのグリッドは、以下のように設定します。
図5.2 RHパーティションに設定するグリッド
グリッド位置は、以下の基準で設定します。
項目の左上隅(左端)の位置
項目の右端の位置
ポイント
矩形テキスト項目および矩形固定リテラル項目の場合、項目の左上隅と右下隅にグリッドを設定します。
また、項目を配置する位置を調整するときの基準位置にグリッドを設定すると便利です。
図5.2のように、印刷範囲の横幅に対して項目を中央配置する場合、印刷範囲の右端と左端にグリッドを設定し、設定したグリッド範囲(横幅全体)を選択し、定義した項目を整列(中央配置)することで、簡単に中央配置することができます。
以下に、RHパーティションにおけるグリッドの設定方法について説明します。
定義しやすいように、画面表示を切り替え、編集領域の表示サイズを大きくします。
ここでは、以下のクイックハンドルをクリックし、サイドビューを非表示にして編集領域を大きく表示します。
RHパーティションのグリッドを設定します。
図5.2を参考に、グリッド間隔の変更(グリッド線の位置変更)、または不要なグリッド線の削除を行います。以下に、グリッド間隔の変更(グリッド線の位置変更)およびグリッドの削除について説明します。
ルーラー目盛り上で、位置をずらすグリッド補助線を選択します。
⇒そのままドラッグしてグリッドのサイズを調整します。
⇒グリッドの間隔が変更されました。
⇒同様の手順で、グリッドの間隔をすべて調整します。
ルーラー目盛り上のグリッド範囲をドラッグし、削除するグリッド線を含むグリッド間隔を選択します。
ルーラー目盛り上のマウスポインタが以下のような十字になる位置で、マウスの右ボタンをクリックし、コンテキストメニューから「グリッド線の削除」を選択します。
⇒選択した範囲のグリッド線が削除されました。
⇒同様の手順で、不要なグリッド線を削除します。
下敷きイメージに合わせて必要な位置にグリッドをすべて設定します。
●項目を定義します
設定したグリッドに合わせて項目を配置します。
定義する項目の詳細については、“表5.2 定義する項目(矩形テキスト項目/数字項目)”および“表5.3 定義する項目(固定リテラル項目)”を参照してください。
以下に、表紙タイトル(固定リテラル項目)の定義方法について説明します。
[項目]ツールバーから、[固定リテラル項目]ボタンをクリックし、設定したグリッドの位置(項目を配置する位置)内をドラッグして配置します。
⇒出力する文字列を指定する文字入力フィールドが表示されます。
表紙タイトルの「部署別売上げ一覧」を指定し、[Enter]キーを押します。
⇒指定した文字列の固定リテラル項目が定義されます。
定義した固定リテラル項目をダブルクリックし、項目のプロパティを設定します。
⇒固定リテラル項目のプロパティ画面が表示されます。
[フォント]タブをクリックし、以下のように設定します。
日本語フォント:MSゴシック
英文フォント :MSゴシック
色 :黒
ピッチ :チェックをはずす
スタイル :標準
サイズ :36
下線 :チェックする
[文字配置]タブをクリックし、文字の配置に「中央配置」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
⇒固定リテラル項目のプロパティが設定されます。
必要に応じて、項目を配置した位置を微調整します。
ここでは、項目を用紙の横幅に対して中央に配置したいため、配置した項目をふくめて横幅全体を選択します。
マウス右ボタンをクリックして「配置/整列」-[左右中央揃え]を選択します。
⇒用紙の横幅に対し、固定リテラル項目がセンタリングされて配置されます。
同様に、他の項目(「会社名」、「日付」)についても定義します。
項目を追加する操作の詳細については、デザイナヘルプを参照してください。
●パーティションを非表示にします
RHパーティションの定義が完了したら、ページ全体を表示してレイアウトを確認し、RHパーティションを非表示にします。
[表示]ツールバーから[全体を表示]を選択します。
⇒帳票レイアウトの全体が表示されます。
定義したレイアウトを確認します。
問題がなければ、RHパーティションのパーティションラベルで、 マウスの右ボタンをクリックし、コンテキストメニューから「パーティションの非表示」を選択します。
⇒RHパーティションが非表示になりました。