●どのような形式か?
複数のパーティションで構成される形式です。データによって、出力する明細が増減したり、演算や改ページのタイミング、出力位置を細かく指定できます。例えば、月が変わるタイミングで小計を、年が変わるタイミングで合計を計算する集計表などに適しています。
表紙または1ページ目だけに出力する、見出しなどを設定する領域です。
指定した固定位置に出力されます(固定パーティション)。
レポート頭書きパーティションは、省略することもできます。レポート頭書きパーティションの使用例については、以下を参照してください。
特定の項目に対するデータが変わるタイミングで明細の前に出力する、明細の見出しなどを設定する領域です。
データによって浮動位置に出力されます(浮動パーティション)。
制御頭書きパーティションは、最大16個まで定義できます。省略することもできます。
●特長
出力する項目は、各パーティション内での相対位置で設計します。定義したパーティションは、データによって、自動的に位置が決められて出力されます。
帳票に定義された項目に条件を指定して、出力する明細パーティションを項目のデータに合わせて切り替えることができます。
各パーティション内での相対位置に出力する罫線/網がけ(パーティション罫線/網がけ)が定義できます。浮動パーティション内で使用すると便利です。なお、出力するパーティションに依存せずに設計時に定義した位置に出力する罫線/網がけ(オーバレイ罫線/網がけ)を定義することもできます。
入力データは、明細1件に対して以下のデータを指定します。
入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の場合、明細1件に対して1レコード(行)指定します。
入力データ形式が「XML形式」の場合、明細1件に対して明細集団項目の要素を1つ指定します。
明細集団項目については、以下を参照してください。
特定の項目(例えば「月」)に対するデータが変わるタイミングで小計を、別の項目(例えば「年」)に対するデータが変わるタイミングで合計を計算するといった、演算や改ページのタイミングを複数指定できます。演算や改ページのタイミングは、処理を行う優先順序(制御レベル)で指定します。
RH(レポート頭書き)を使用すると、表紙や1ページ目だけ見出しが異なる帳票が出力できます。
ポイント
1ページ目の見出しとしてRH(レポート頭書き)を出力する場合、1ページ目にはPH(ページ頭書き)として設定された領域は出力されません。
2ページ目以降には、PH(ページ頭書き)として設定された領域が出力されます。