使用を許可するUSBデバイス、PCカードを登録します。登録は、システム管理者または部門管理者が行います。
サーバ設定ツールの[管理者情報設定]画面の[詳細権限]で、[USB/PCカード登録/更新/削除]権限が設定されている必要があります。
[USB/PCカード登録]画面のメニューバーについて説明します。
メニューバー | 機能概要 | |
---|---|---|
[ファイル] | [閉じる] | 画面を閉じます。 |
[動作設定] | [USBデバイス動作設定] | USBデバイスの動作設定を行います。 |
[CSV連携] | [設定内容の取り込み] | [USB/PCカードデバイス情報取り込みファイル指定]画面が表示されます。 |
[設定内容の出力] | [USB/PCカードデバイス情報出力ファイル指定]画面が表示されます。 |
USBデバイスの動作設定を行う手順を以下に示します。
[管理コンソール]を起動します。
[動作設定]メニューから[USB/PCカード登録]を選択します。
→[USB/PCカード登録]画面が表示されます。
[動作設定]メニューから[USBデバイス動作設定]を選択します。
→[USBデバイス動作設定]画面が表示されます。
項目名 | 説明 | ||
---|---|---|---|
[USBデバイス使用期限設定] | USBデバイスの使用期限を設定します。 | ||
[設定しない](初期値) | USBデバイスをいつでも利用できます。 | ||
[設定する] | USBデバイスを利用できる期限を設定します。 USBデバイスの使用期限が過ぎた場合の延長期間を指定してください。 1~999を指定できます。 | ||
[USBデバイスが接続された場合に初期値で使用期限を自動的に再設定する] | USBデバイスの使用期限が過ぎた場合に自動的に延長するかを設定します。延長する期間は、[使用期限をUSBデバイスに設定する]の[初期値]で指定した日数分追加されます。 |
[設定]ボタンをクリックします。
注意
USBデバイスの使用期限が更新されるタイミングの注意事項
使用期限の再設定は管理サーバと通信が可能な場合に行われます。管理サーバと通信ができなかった場合、次回通信可能時に再設定されます。
ポイント
使用期限は一括で更新できます
USBデバイスに設定していた使用期限は以下の手順を行うことで、一括で変更が可能です。
USBデバイス使用期限設定において、一度[設定しない]を選択し設定ボタンを押します。(使用期限が一括でクリアされます。)
USBデバイス使用期限設定において[設定する]を選択し、任意の初期値を入力して設定ボタンを押します。
[USB/PCカード登録]画面で1個ずつ登録します。1つのデバイスに対して、1件登録します。
以下に手順を示します。
[管理コンソール]を起動します。
[動作設定]メニューから[USB/PCカード登録]を選択します。
→[USB/PCカード登録]画面が表示されます。
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[デバイスの絞込み] | [登録されているデバイス一覧]に表示するデバイスの絞込みを行うことができます。以下から選択できます。
| |
[キーワード] | 表示するデバイスの検索条件を指定します。 半角および全角で128文字まで入力できます。 | |
[検索] | [デバイスの絞込み]と[キーワード]に指定した条件でデバイスの検索を実施します。 | |
[登録されているデバイス一覧] | 登録されているデバイスの内容が表示されます。 以下の情報が表示されます。
| |
[現在接続されているデバイス] | クリックすると、[USB/PCカードデバイス登録-現在接続されているデバイス]画面表示されて、PCに接続されているデバイスから、登録するデバイスを選択できます。 | |
[設定項目] | [装置名] | 半角で80文字(全角で40文字)まで入力できます。ただし、以下の文字は入力できません。 本項目は、必ず入力してください。 |
[備考] | 半角で128文字まで入力できます。ただし、以下の文字は入力できません。 | |
[デバイス情報] | [メーカー ID] | [デバイス情報取り込み]ボタンをクリックした場合に読み込んだデバイス情報が表示されます。 手動でデバイスを登録する場合は、以下の項目を入力してください。
|
[最終使用者情報] | [最終使用ユーザー名] [最終使用コンピュータ名] [最終接続日] | [デバイス]が[USB]の時のみ表示されます。
マルチログオン時には、コンソール・セッションでログオンしているユーザーの情報が最終使用者情報として取得されます。 |
[デバイスの識別方法] | 持出しユーティリティやエクスプローラなどを使用してデバイスにファイルを持ち出すときに、許可されたデバイスかどうかを識別する方法です。 | |
[完全一致] | [デバイス]が[USB]の時のみ選択できます。 | |
[シリアル一致] | [デバイス]が[USB]の時のみ選択できます。 認証機能付きのUSBデバイスで、認証前と認証後で製品IDが変化するもの(注)を登録する場合に、本項目を選択します。 | |
[製品一致] | [デバイス]が[USB]の時 [デバイス]が[PCカード]の時 | |
[使用不可] | 登録されたデバイスを、一時的に使用できない設定とします。 [登録されているデバイス一覧]において、その行全体が、グレイアウトされます。 | |
[デバイス使用期限] | [USBデバイス動作設定]画面で[使用期限をUSBデバイスに設定する]を選択した場合にUSBデバイスの使用期限を設定します。 半角数字だけ入力でき、入力範囲は以下のとおりです。
| |
[デバイス種別] | 登録するデバイスの種別を指定します。 | |
[追加] | デバイスを登録します。 例)Wi-Fi接続先に30件登録されていれば、最大は9970件です。 | |
[更新] | デバイス情報を更新します。 | |
[削除] | 登録されているデバイスを削除します。 |
注) あらかじめ、認証前または認証後のどちらの状態で登録するか、決めておくことをお勧めします。
認証前後で[デバイス情報取り込み]ボタンをクリックし、[デバイス情報]に表示される[製品ID]だけが変化することを確認してください。
注意
USBデバイスの使用期限についての留意事項
[USB/PCカード登録]画面での使用可能デバイスの判定時、USB使用期限と比較される時間は管理コンソールを起動しているPCのシステム日付となります。管理コンソールのシステム日付がずれていた場合には意図せず使用できる(できない)USBデバイスが存在する可能性があります。
登録するデバイスを、管理コンソールのPCに接続します。
[現在接続されているデバイス]ボタンをクリックします。
→[USB/PCカードデバイス登録-現在接続されているデバイス]画面に、接続されているデバイスの情報が表示されます。
ポイント
ロック機能つきUSBデバイスについて
ロック機能つきUSBデバイスを利用する場合は、ロックを解除してから[デバイス情報取り込み]ボタンをクリックしてください。
[デバイスの識別方法]を選択します。
[装置名]、[備考]を入力します。
ポリシー設定時は、自部門で許可するデバイスを、大量の登録情報の中から選択することが予想されます。[登録されているデバイス一覧]に表示される各項目はソートできますが、[備考]に部門や利用者名などの識別情報を設定し、選択しやすくすることを推奨します。
[追加]ボタンをクリックします。
→[登録されているデバイス一覧]に登録内容が表示されます。
PCに接続されているUSB/PCカードデバイスから、登録するデバイスを選択します。
項目名 | 説明 | |
---|---|---|
[現在接続されているデバイス一覧] | PCに接続されているデバイスの一覧が表示されます。 | |
[ドライブ名] | ドライブレターが A:~Z: で表示されます。 | |
[ドライブ種別] | ドライブレターが割り当てられている装置の場合、「リムーバブル」「DVD/CD」のどちらかのドライブ種別が表示されます。 ポータブルデバイス/イメージングデバイスの場合は、「WPD」(Windows Portable Device)が表示されます。 PCカードの場合は、「PCカード」が表示されます。 | |
[メーカーID] | デバイスから取得したメーカーIDが16進数で表示されます。 PCカードの場合は、空欄です。 | |
[製品ID] | デバイスから取得した製品IDが16進数で表示されます。 PCカードの場合は、空欄です。 | |
[デバイス名] | デバイスから取得した装置名が表示されます。 | |
[内部シリアル番号/ハードウェアID] | デバイスより取得した内部シリアル番号/ハードウェアIDが表示されます。 | |
[登録済のデバイスは表示しない] | チェックすると、デバイス登録画面に登録済の装置は表示されません。 | |
[デバイス再認識] | PCに接続されているUSB装置の情報が再取得され、[現在接続されているデバイス一覧]が更新表示されます。 | |
[デバイス情報取り込み] | [現在接続されているデバイス一覧]で選択したデバイスの情報が[USB/PCカード登録]画面の[デバイス情報]の各入力域に設定されます。 | |
[閉じる] | 画面を閉じます。 |
ポイント
[登録済のデバイスは表示しない]の設定は、管理コンソールを再起動した場合も有効です。
また、PCごとに設定されるため、ほかの管理者がログオンした場合も有効です。
[管理コンソール]を起動し、[USB/PCカード登録]画面を表示します。
[登録されているデバイス一覧]で、更新するデバイスを選択します。
→登録内容が表示されます。
該当する項目を更新し、[更新]ボタンをクリックします。
→[登録されているデバイス一覧]に更新内容が反映されます。
[管理コンソール]を起動し、[USB/PCカード登録]画面を表示します。
[登録されているデバイス一覧]で、削除するデバイスを選択します。
→登録内容が表示されます。
情報を削除する場合は、[備考]の部門や利用者名などの識別情報も参考に、自部門のデバイス情報であることを確認してから実施してください。
[削除]ボタンをクリックします。
→[登録されているデバイス一覧]から情報が削除されます。
[USB/PCカード登録]画面では、デバイスを最後に利用したコンピュータ名、ユーザー名、利用日時を確認できます。デバイスの紛失などによって、長期間利用されていないデバイスが存在しないかを確認できます。
[管理コンソール]を起動し、[USB/PCカード登録]画面を表示します。
→[最終使用ユーザー名]、[最終使用コンピュータ名]、[最終接続日]からデバイスの利用状況を確認します。
USB/PCカード一覧ファイルを作成します。
USB/PCカード一覧ファイルの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“USB/PCカード一覧ファイル”を参照してください。
[管理コンソール]を起動し、[USB/PCカード登録]画面を表示します。
[CSV連携]メニューの[設定内容の取り込み]を選択します。
→[USB/PCカードデバイス情報取り込みファイル指定]画面が表示されます。
[取り込みファイル](必須):USB/PCカード一覧ファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイル](必須):実行結果を保存するファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイルが存在する場合]:既存の実行ログファイルが存在する場合は必ず設定してください。
[追記する]:既存の実行ログファイルに追記する場合に選択します。
[上書きする]:既存の実行ログファイルに上書きする場合に選択します。
上記の情報を設定し、[取り込み開始]ボタンをクリックします。
→[デバイス情報取り込み状態表示]画面が表示されます。
デバイス情報の取り込みが終了すると、[処理状態]に「登録完了」と表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
[管理コンソール]を起動し、[USB/PCカード登録]画面を表示します。
[CSV連携]メニューの[設定内容の出力]を選択します。
→[USB/PCカードデバイス情報出力ファイル指定]画面が表示されます。
[出力ファイル](必須):USB/PCカードデバイス情報を出力するCSVファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイル](必須):実行結果を保存するファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイルが存在する場合]:既存の実行ログファイルが存在する場合は必ず設定してください。
[追記する]:既存の実行ログファイルに追記する場合に選択します。
[上書きする]:既存の実行ログファイルに上書きする場合に選択します。
上記の情報を設定し、[出力開始]ボタンをクリックします。
出力が完了するとメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
登録済みのデバイス情報を出力したCSVファイルを利用して、以下の操作を行うことができます。
登録されているデバイス情報の、装置名、備考、または識別方法を変更する
登録されているデバイス情報を削除する
デバイス情報を別の管理サーバに移行する
手順を以下に示します。
[CSV連携]メニューの[設定内容の出力]を選択し、デバイス情報をCSVファイルに出力します。
出力方法は、“2.4.3.2 登録されているデバイス情報をCSVファイルに出力する”を参照してください。
必要に応じてCSVファイルの内容を変更します。
入力用CSVファイルは、テキストファイルとして編集してください。Microsoft® Excelなどのソフトウェアを使用して編集すると、ダブルクォーテーションなど必要な情報がなくなってしまうことがあります。
手順1.で出力したCSVファイルの各行の1項目めは、空白になっています。この状態のまま、同じ管理サーバにデバイス情報を取り込んだ場合、“新規”として情報が追加されます。識別方法に“製品一致”を指定している場合は、同じ情報が複数登録されます。したがって、登録情報の重複を避けるため、変更や削除を行わない行を削除してから、管理サーバに取り込むことを推奨します。
CSVファイルの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“USB/PCカード一覧ファイル”を参照してください。
1項目目(処理フラグ)に“U”を指定します。
装置名、備考、または識別方法を変更します。CSVファイルを取り込むときは、全項目が記載されている必要があります。装置名、備考、または識別方法以外は、変更しないでください。
1項目目(処理フラグ)に“D”を指定します。
2項目目(GUID)が指定されていることを確認します。
移行後の管理サーバに登録するデバイス情報を変更する場合は“装置名、備考、または識別方法を変更する場合”または“デバイス情報を削除する場合”を参照してください。
CSVファイルを保存します。
デバイス情報を取り込む管理サーバで、[CSV連携]メニューの[設定内容の取り込み]を選択します。
→[USB/PCカードデバイス情報取り込みファイル指定]画面が表示されます。
[取り込みファイル](必須):USB/PCカード一覧ファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイル](必須):実行結果を保存するファイルを、フルパスで指定します。
指定できるフルパスの長さは、半角で218文字(全角で109文字)まで入力できます。ただし、以下の記号はファイル名として使用できません。
使用できない記号:「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
[実行ログファイルが存在する場合]:既存の実行ログファイルが存在する場合は必ず設定してください。
[追記する]:既存の実行ログファイルに追記する場合に選択します。
[上書きする]:既存の実行ログファイルに上書きする場合に選択します。
上記の情報を設定し、[取り込み開始]ボタンをクリックします。
→[デバイス情報取り込み状態表示]画面が表示されます。
デバイス情報の取り込みが終了すると、[処理状態]に「登録完了」と表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
注意
取り込みに使用したCSVファイルは再利用できません
取り込みに使用したCSVファイルは再利用できません。CSVファイルを使用してデバイス情報を変更する場合は、再度、手順1.のCSVファイルの出力から操作を行ってください。