Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows® 10、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016でWindowsプリントサーバとして定義されているサーバに接続された共有プリンタから印刷を行う場合、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8 64ビット版、Windows® 10 64ビット版、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016の名前解決がフルDNS名で解決されるよう設定されている必要があります。フルDNS名での名前解決ができない場合、印刷操作ログは取得されません。
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8 64ビット版、Windows® 10 64ビット版、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016でWindowsプリントサーバとして定義されているサーバに接続された共有プリンタから印刷を行う場合、Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8 64ビット版、Windows® 10 64ビット版、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016側で定義されているネットワークプリンタのプロパティで、[クライアント コンピュータで印刷ジョブのレンダリングをする] がオンになっている場合、1回の印刷操作で2つのログが記録されるときがあります。2つのうち、1つのログは印刷を行ったPCの名前がプリントサーバの名前になります。
[印刷監視方式の設定]が[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]の場合、以下の条件のときは、印刷操作ログを取得できません。
パターン1
クライアント(CT)をインストールしていないプリンタサーバ経由で印刷するとき
パターン2
以下の条件をすべて満たすときです。
クライアント(CT)をインストールしているプリンタサーバ経由で印刷するとき
プリンタサーバがクライアント(CT)と別のサブネットに設置されているとき
パターン3
以下の条件をすべて満たすときです。
クライアント(CT)をインストールしているプリンタサーバ経由で印刷するとき
クライアント(CT)が複数のNICを使用しているとき
プリンタからクライアント(CT)に通知されるジョブ作成元マシン情報が、クライアント(CT)の管理サーバとは別のセグメントのIPアドレスであるとき
パターン4
以下の条件をすべて満たすときです。
クライアント(CT)をインストールしているプリンタサーバ経由で印刷するとき
プリンタからクライアント(CT)に通知されるジョブ作成元マシン情報が、クライアント(CT)のIPv6アドレスであるとき
[印刷監視方式の設定]が[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]の場合、印刷操作ログを取得するためには、CTポリシーの各種設定画面で印刷操作ログを「する」に設定してください。ユーザーポリシーがあっても印刷操作ログについては参照しません。
印刷操作ログを取得するためには、ポート139番を開けておく必要があります。パーソナルファイアーウォールを使用している場合は、クライアント(CT)のインストール時にポート139番が開いていることを確認してください。また、運用途中でパーソナルファイアーウォールを導入または設定変更した場合は、ポート139番が開いていることを確認してください。なお、以下のOSの場合、クライアント(CT)のインストール時にWindowsファイアウォールに対して自動でポート139番が開けられます。
Windows Vista®
Windows® 7
Windows® 8
Windows® 10
Windows Server® 2003
Windows Server® 2008
Windows Server® 2012
Windows Server® 2016
ネットワークプリンタへの印刷で印刷操作ログを採取するためには、コントロールパネルのネットワーク接続のプロパティで、[Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有]のチェックボックスがチェックされている必要があります。LANカードが複数枚ある場合、ネットワーク経由で印刷を行うLANカードはすべてチェックしてください。
クライアント(CT)のインストール時に[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を選択した場合、以下について留意してください。
プリンタサーバとなるクライアント(CT)では、OSにログオンしておく必要があります。ログオンしておかないと、ほかのクライアント(CT)からの印刷依頼を検知できないので、印刷操作ログを採取できません。
ログビューアで印刷操作ログを参照すると、[ドメイン名]の欄には、印刷を行ったコンピュータ名の情報が表示されます。
プリンタの負荷が高い場合や、印刷の直後にクライアント(CT)でシャットダウンまたはログオフを実施した場合、以下のようにログが採取されるときがあります。
印刷ファイル名が[ローカルダウンレベルドキュメント]
印刷ファイルの総ページ数が[不明]または総ページとは異なるページ数
印刷の直後にクライアント(CT)で電源を切断した場合、またはブルースクリーンになった場合、ログは採取されません。
ネットワークに接続しているプリンタで印刷が行われた場合、印刷ファイルの総ページ数が[不明]または総ページとは異なるページ数として採取されるときがあります。
1ファイルのページ数が多い場合、複数の印刷操作ログとして採取されることがあります。その場合、ファイル名は同一となり、ページ数が分割されます。
たとえば、「ファイルA 100ページ」として採取されるログが、「ファイルA 4ページ」、「ファイルA 90ページ」、および「ファイルA 6ページ」のように3つに分割されて採取されます。
短時間に多量のファイルを印刷した場合(例:部数を指定した印刷、複数ファイルを選択した印刷など)、部数ごとのログが採取されないことや、採取されたログのページ数が正しくないことがあります。
ログビューアに表示されるページ数が少なくなる場合があります。ページ数はプリンタスプールに通知された情報を採取しており、ページ数が多いファイルを印刷した場合、実際より少ないページ数がプリンタスプールに通知されることがあるためです。
印刷したアプリケーションにより、ログビューアに表示される印刷ファイル名が空欄になる場合があります。
印刷操作ログはプリンタスプールに通知された情報を採取しており、アプリケーションによっては印刷ファイル名がプリンタスプールに通知されないためです。
部数指定の印刷を行った場合、アプリケーションにより、ログビューアには、1回の印刷操作ログとして表示されることがあります。
印刷操作ログはプリンタスプールに通知された情報を採取しており、アプリケーションによっては、部数印刷を1回の印刷としてプリンタスプールに通知するためです。
クライアント(CT)のインストール時に[この端末で設定されている全てのプリンタでの印刷を監視する(推奨)]を選択した場合、そのクライアント(CT)からネットワークプリンタ経由で印刷を行うときに、プリンタサーバとなるマシンがサーバOS以外であると、接続数に上限が発生します。上限を超えるとクライアント(CT)以外のほかのマシンからも印刷できなくなります。なお、上限はOSごとに異なり、セッションの数となります。
プリンタの登録で、同じプリンタが重複して定義されている場合、以下のように1回の印刷操作で2つの印刷操作ログが採取されることがあります。
正常で同じ内容のログが2つ
正常なログと印刷ファイル名が[リモートダウンレベルドキュメント]、ページ数が[不明]のログ
プリンタサーバに[ローカルプリンタでの印刷のみを監視する]を選択してクライアント(CT)がインストールされている場合、印刷が行われたクライアント(CT)で使用中のユーザー名をプリンタサーバにも登録しておく必要があります。登録されていない場合は、印刷ログのユーザー名が以下のように出力されるときがあります。
印刷が行われたクライアント(CT)で使用中のユーザー名にユーザー権限しか設定されていない場合、ログの[ユーザー名]が[Guest]として採取されるときがあります。
印刷時にプリンタサーバに対してログオン要求があり、Administratorでログオンした場合、ログの[ユーザー名]が[Administrator]として採取されるときがあります。
紙に印刷を行わないドキュメントライタ(Microsoft® Office Document Image Writerや、Adobe PDFなど)の動作が、印刷ログとして記録されることがあります。
クライアント(CT)で監視可能なプリンタは512台です。512台を超えるプリンタが登録されている場合、超過したプリンタに対する印刷操作は、ログが取得されません。
クライアント(CT)に同名のユーザ名で複数ログオンしている状態(ドメインユーザとローカルユーザ)で印刷を行った場合は、印刷操作ログのドメイン部分が印刷を行っていない方のドメイン名(コンピュータ名)になる場合があります。