Android/iOS共通
スマートデバイス(エージェント)に適用できるポリシーはCTポリシーです。ユーザーポリシーは適用できません。
スマートデバイス(エージェント)と管理サーバ間では、定期的にデータの送受信を行います。そのため、パケット通信プランについては必ず定額プランに加入してください。タイミング、送受信されるデータについては“スマートデバイス(エージェント)と管理サーバの通信タイミング”を参照してください。
スマートデバイス(エージェント)は、CT登録時自動振り分けファイル(DTKCTEntry.csv)を利用したCT登録時自動振り分けには対応していません。スマートデバイス(エージェント)は、新規登録時はすべてルート直下に配置されます。
スマートデバイス(エージェント)と管理サーバの通信タイミングは以下のとおりです。したがって、管理コンソールでスマートデバイス(エージェント)のポリシーの更新を行い、[即時更新を行う]ボタンを選択しても、以下のタイミングまでは、スマートデバイス(エージェント)には更新されたポリシーは適用されません。
タイミング | 通信内容 | |
---|---|---|
スマートデバイス(エージェント) → 管理サーバ | 管理サーバ → スマートデバイス(エージェント) | |
Androidの場合 | ||
スマートデバイス(エージェント)を起動したとき(注3) | 端末情報 蓄積されている操作ログ 蓄積されている禁止ログ | ポリシー情報 |
8時間毎(注1) | 蓄積されている操作ログ(注2) | - |
1時間毎(注1) | 蓄積されている禁止ログ(注2) リモート制御依頼確認(注4) | - |
1日1回決められた時間 (12:00~13:00の間) | 端末情報(注2) | ポリシー情報 |
スマートデバイス(エージェント)側で「今すぐ同期する」ボタンを選択したとき | 端末情報 蓄積されている操作ログ 蓄積されている禁止ログ リモート制御依頼確認(注4) | ポリシー情報 |
iOSの場合 | ||
中継サーバ起動時 | 端末情報 | - |
中継サーバ起動後24時間毎 | 端末情報 | - |
注1) スマートデバイス(エージェント)を起動した時刻を基準とします。
注2) 通信状態等により情報を送受信できない場合は、通信が可能になったタイミングでリトライを行います。また、Wi-Fiが有効になった時点で通信を試みます。どちらも失敗した場合にだけ、次のタイミングでの送受信となります。
注3) スマートデバイス(エージェント)の設定画面で、[起動時に同期する]にチェックが入っている場合です。(スマートデバイス(エージェント)は、スマートデバイスが起動すると起動します。)
注4) リモート制御依頼確認とは、スマートデバイス(エージェント)に対してリモート制御依頼が行われていないかを定期的に問い合わせるための通信です。
リモート制御依頼があった場合は、端末情報を送信し、ポリシー情報を取得するための通信を追加で行います。
Androidの場合
スマートデバイスの環境変更をする標準アプリケーション(例:設定)により、利用者がスマートデバイス(エージェント)をアンインストールできます。以下の対策を実施してください。
クライアント管理パスワードを設定しておき、[デバイス管理者を選択]‐[Desktop Keeper Client]のチェックを外せないようにする
以下の条件の場合、利用者がスマートデバイス(エージェント)を強制停止させたり、データを削除したりできます。
スマートデバイスで[デバイス管理者を選択]-[Desktop Keeper Client]のチェックを外している場合
以下の対策を実施してください。
スマートデバイス(エージェント)のデータを削除しない、かつ強制停止を行わないような運用にする
クライアント管理パスワードを設定しておき、[デバイス管理者を選択]‐[Desktop Keeper Client]のチェックを外せないようにする(Android 4.0以降で有効)
AndroidのSDカードのマウント先は、機種によって異なります。以下の機能を利用する場合には、必ず事前検証を行ってください。
データ削除
アプリケーション使用禁止(業務時間外はアプリケーションのデータを削除する)
Android 6.0で個別にアプリケーションの権限を変更できるようになりました。
正常に動作しなくなるため、スマートデバイス(エージェント)が要求する権限をオフにしないでください。
注意
中継サーバとスマートデバイス(エージェント)は定期的に通信を行います。
そのため、Wi-Fi接続によって中継サーバとの通信を行う場合は、スリープ時にWi-Fi接続を切断しないように、以下の設定を行ってください。
[設定]-[無線とネットワーク]-[Wi-Fi設定]-[詳細設定]-[Wi-Fiのスリープ設定]をタップし、「スリープにしない」を選択します。
(お使いの機種によっては、設定箇所が異なる場合があります。詳細は、お使いの機種の取扱説明書を確認してください。)
本設定を行うことで、バッテリーの持ち時間に影響を及ぼす可能性があります。
本設定を行わないと、リモート制御を依頼した場合にスマートデバイス(エージェント)がリモート制御の依頼を受信できない可能性があります。
3G回線で中継サーバと通信を行う場合は、本設定は必要ありません。
参考
サポートするスマートデバイスや、動作検証済機種などの「スマートデバイスでのご利用における動作条件」の最新情報は、以下のホームページをご確認ください。
http://www.fujitsu.com/jp/products/software/resources/condition/systemrequirements/smartdevice/desktop-keeper/
iOSの場合
スマートデバイス(エージェント)(iOS)に対して、スクリーンロック解除の規定回数を失敗したときのワイプの情報は、中継サーバに通知されません。そのため、ワイプされたことが管理コンソールで確認できません。
iOS端末に対しコンテンツレーティングの設定を行う場合、iOS端末に設定されている「レーティングの地域」と異なる地域の設定は反映されないことがあります。
iOS端末に設定されている「レーティングの地域」に合った設定を行ってください。
iOS 9.2より、“Passbook”は“wallet”に名称が変更になりました。本製品での表記は“Passbook”ですが禁止機能は動作します。