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Systemwalker Desktop Keeper リリース情報
FUJITSU Software

2.3 管理サーバ

管理サーバ/統合管理サーバと管理コンソール間の通信

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

管理サーバ/統合管理サーバは管理コンソールの接続時に接続元アドレスが正しいかどうか判定します。

そのため、管理サーバ/統合管理サーバのサービスを再起動する場合は、必ず接続している全ての管理コンソールを終了させ、サービス起動後に再度接続してください。

管理コンソールを終了させずに管理サーバに接続しようとしても接続できません。

接続できない状態となった場合は、管理コンソールを終了させ、再度接続してください。

なお、管理コンソールの終了には、以下の時間を要します。

[サーバ設定ツール]-[管理サーバ設定]の[サーバ間通信タイムアウト値]

管理サーバ/統合管理サーバの通信

V15.0.0A以前から移行する場合の非互換

各マシンにおいて、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、統合管理サーバと管理サーバ間は通信できません。

管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信

V15.0.0A以前から移行する場合の非互換

各マシンにおいて、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間は通信できません。

V14.3.1以前から移行する場合の非互換

管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信は暗号化されます。
このため、V14.3.1以前の通信暗号化の修正を適用していないクライアント(CT)との通信など、暗号化されていない通信については制限されます。

  • V13.3.0~V14.3.1のクライアントは、2014年9月以降の緊急修正を適用するか、V15.1へのバージョンアップが必要です。

  • V13.2.1以前のクライアントは使用できません。V15.1へのバージョンアップが必要です。

  • 管理サーバをV15.1にバージョンアップした後は、新規インストールできるクライアントはV15.0またはV15.1だけです。

管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間でバージョンが異なる場合の注意事項については、“導入ガイド”の“異なるバージョン間の注意事項”を参照してください。

旧版データベースの変換コマンド

V14.3.1以前から移行する場合の非互換

V15.0.0からは、旧版データベースの変換コマンドは提供されません。
データベースの再作成が必要となります。旧版のデータベースをバックアップ(退避)して、新規にデータベースを作成後、バックアップしたデータをリストアしてください。

ログ情報テーブル

V14.0.1以前から移行する場合の非互換

以下のどちらかの条件を満たす場合、メール添付禁止ログの格納先テーブルが変更になります。
・メール送信時宛先確認ポリシーを適用していない
・V12.0L20~V13.0.0互換方式を使用している

V14.0.1以前

V14.1.0以降

COMMONLOG3(共通ログ3)

COMMONLOG1(共通ログ1)

V13.3.0以前から移行する場合の非互換

デバイス構成変更ログの格納先テーブルの内容が変更になります。

V13.3.0以前

V14.0.0以降

COMMONLOG1(共通ログ1)

COMMONLOG3(共通ログ3)

設定変更ログ

V13.3.0以前から移行する場合の非互換

DTKSTCV.EXE(設定変更ログの出力)コマンドで出力される内容が変更になります。

  • ログビューア操作時に出力されていた下記情報は、Webコンソールでの操作時には出力されなくなります。

    • 操作コンピュータ名

    • 操作ログオンユーザー名

    • 操作ログオンドメイン名

  • パスワード変更エラーのログで、パスワードの未入力が原因のエラーは記録されなくなります。

  • CSVファイル出力項目の[操作分類]のうち、以下の内容が変更になります。

    • “2111:ログ詳細キャプチャ画像保存”、“2112:ログビューアトレース変更時”は出力されなくなります。

    • “2104:コマンドプロンプトログ検索”は、“2103:ログ検索”の記録に含まれます。

データベース(DBMS)

データベース(DBMS)が以下のとおり変更になります。

V13.0.0~V14.3.1から移行する場合の非互換

製品版のSymfowareがDBMS(データベース管理システム)として利用できなくなります。

V12から移行する場合の非互換

DBMSとして、Microsoft® SQL Server 2000 から独自のDBMS(製品に内蔵)に変更となります。

使用するDBMSの変更に伴い、ログビューアの検索結果に変更があります。

  • ひらがなとカタカナは、検索結果で別文字扱いとなります。(V12では同じ文字扱い)

  • 全角、半角の英字は、検索結果で別文字扱いとなります。(V12では同じ文字扱い)

すべての過去バージョンから移行する場合の非互換

DBMSの変更に伴い、DB関連のサービス名が変更になります。

  • V12のサービス名

    MSSQLSERVER

  • V13.0.0~V15.0.1のサービス名

    Symfoware RDB SWDTK

  • V15.1のサービス名

    PostgreSQL RDB SWDTK

サーバ設定ツール

サーバ設定ツールが以下のとおり変更になります。

V15.0.1以前から移行する場合の非互換

[DB領域枯渇時の通知]のしきい値は値の範囲が「5~20」となります。そのため、旧VLで5%よりも小さな値を指定した状態でバージョンアップした場合、5%の値で上書きされます。

V14.0.1以前から移行する場合の非互換

管理サーバがクライアント(CT)と通信するときの「同時CT最大接続数」(内部的に設定される値です)が、「180」から「100」に変更になります。

V13.2.1以前から移行する場合の非互換

「管理サーバ設定」画面

  • サーバIPアドレスが表示だけとなり、管理サーバ設定画面での設定が不要になります。

  • サーバIPアドレスの設定は、「サーバ情報設定」画面で行います。

  • [通信設定]の[サーバ間通信タイムアウト値]の入力単位が「ミリ秒」から「秒」に変更になります。

  • この変更により、入力値が「1~999」秒となるため、入力値の上限が「999999ミリ秒」から「999000ミリ秒」になります。

  • 「通信設定」フレームで設定する以下の項目がなくなります。

    • サーバ間通信リトライ回数

      内部的に「1」に固定します。

    • CT-サーバ間通信リトライ回数

      内部的に「3」に固定します。

    • 同時CT最大接続数

      内部的に「100」に固定します。

V12から移行する場合の非互換

「管理者通知設定」画面

イベントログの表示項目とメールで管理者に通知する項目を統一しました。

Active Directory連携コマンド

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

OU名、ユーザー名(UserPrincipalName)にUNICODE固有文字が含まれている場合、以下のように、動作が変更になります。

V13.2.1以前

V13.3.0~V15.0.1B

V15.1.0以降

UNICODE固有文字を半角の「?」記号に変換して、Systemwalker Desktop Keeperのグループ、ユーザー情報として取り込みます。

UNICODE固有文字を含むOU名、ユーザー名(UserPrincipalName)は取り込みません。

UNICODE固有文字を含むOU名、ユーザー名(UserPrincipalName)をUNICODE固有文字のまま取り込みます。

Active Directoryのユーザー情報のうち、「使用者名(日本語名など)」、「従業員番号」、「役職名」、「部署名」、「部署コード」は、UNICODE固有文字を「?」記号に置換して取り込みます。

「使用者名(日本語名など)」、「従業員番号」、「役職名」、「部署名」、「部署コード」のUNICODE固有文字をそのまま取り込みます。

[V13.2.1以前からV15.1.0以降に移行した場合]

最初のActive Directory連携コマンドの実施により、すでに「?」記号で取り込まれているUNICODE固有文字を含むOU名およびユーザー名は、「?」記号をUNICODE固有文字に置換して取り込みます。

[V13.3.0~V15.0.1BからV15.1.0以降に移行した場合]

最初のActive Directory連携コマンドの実施により、UNICODE固有文字を含んでいるため取り込まれなかったOU名およびユーザー名は、新規に取り込まれます。

バックアップコマンド

V13.3.0以前から移行する場合の非互換
CSVファイルの内容

出力した操作ログのCSVファイルの内容が変更になります。

V13.3.0以前

V14.0.0以降

「備考」欄は空欄です。

デバイス構成変更ログの「備考」欄に以下の値が設定されます。

  • 「ボリューム」

  • 「デバイス名(OSのハードウェアの安全な取り外し画面で表示されるハードウェアデバイスの名称と似た情報)」

  • 「内部シリアル番号」

  • 「サーバ名・共有名」

V12から移行する場合の非互換
コマンド名称

下記コマンドについて、V12L10 BE ~ V12L20 SE とはコマンド名称が変更となっています。V13.0.0以降では、コマンド名は同じです。

V12L10 BE

V12L20 BE

V12L20 SE

V13.0 BE/SE
V13.2 BE/SE
V13.3 BE/SE

V14.0.0
V14.0.1
V14.1.0
V14.2.0
V14.3.0

V14.3.1

V15.0.0以降

管理情報の退避

DTKMSTB1.BAT

DTKMSTB3.AT

DTKMSTB4.BAT

DTKMSTB.EXE

ログ情報の退避

DTKLGTB1.BAT

DTKLGTB3.AT

DTKLGTB4.BAT

DTKLGTB.EXE

参照ログの個別出力

DTKLG1T1.BAT

DTKLG1T3.AT

DTKLG1T4.BAT

DTKLG1T.EXE

ログ削除

DTKDELR1.BAT

DTKDELR3.BAT

DTKDELR4.BAT

DTKDELR.EXE

参照ログの一括出力

DTKLGAT1.BAT

DTKLGAT3.BAT

DTKLGAT4.BAT

DTKLGAT.BAT

ログ情報の退避/削除

DTKBKDL1.BAT

DTKBKDL3.BAT

DTKBKDL4.BAT

DTKBKDL.BAT

ログ情報の退避/参照ログの一括出力/削除

DTKCVDL1.BAT

DTKCVDL3.BAT

DTKCVDL4.BAT

DTKCVDL.BAT

過去の日付計算

DTKBFDAY.BAT

DTKBFDM.EXE

エラーレベルを任意の値に修正

DTKELSET.BAT

数値チェック

DTKNUMCK.BAT

CSVデータの区切り文字

バックアップしたCSVデータが、タブ区切りからカンマ区切りとなりました。

出力した操作ログのCSVファイル
  • ドライブ種別

    取り外し可能なハードディスクデバイス判定の変更に伴い、「ファイル持出しログ」、「デバイス構成変更ログ」および「ファイル操作ログ」のドライブ種別が変更になります。

  • ログ一覧の項目追加

    ログビューアのログ一覧の項目に、[付帯]を追加しました。この項目により、付帯データの有無を確認できます。なお、項目の追加に伴い、ログ一覧のCSV出力結果が変更になります。

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

出力されるCSVデータの文字コードが、SJISからUTF-8に変更になりました。

運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

「運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)」がなくなります。

V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。

詳細は、“導入ガイド”の“データベースを構築する”を参照してください。

V13.3.0以前から移行する場合の非互換

「Desktop Keeper DB環境構築・削除ツール」がなくなります。

V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。

運用環境保守ウィザード(情報表示・再構築)

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

「運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)」がなくなります。

V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。

詳細は、“導入ガイド” の“データベースを構築する”を参照してください。

V13.3.0以前から移行する場合の非互換

「Desktop Keeper DB情報表示・再構築ツール」がなくなります。

V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。

swss_MDMDB_ENV.exe(iOS管理データベースの構築・削除)

V15.0.1B以前から移行する場合の非互換

swss_MDMDB_ENV.exe (iOS管理データベースの構築・削除)がなくなります。

V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。

詳細は、“導入ガイド” の“データベースを構築する”を参照してください。